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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-03

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まだまだ続くよ、ウィーン編。

@ウィーン在住さんに教えてもらった数々のレストラン。
初日、一人観光でどのレストランにいこうか、うきうきだった。

いろいろと悩んだ末、ここに決定。

http://www.kokoro.co.at/


だってなんか、ドイツではありえない繊細さじゃない?
お高そう~
でもおいら一人だったらワインも飲まないし~
ランチだからリーズナブルなコースもあるだろうし、
ちょっとくらい贅沢してもいいよね。

と、思ったわけである。


暴風雨の中、なんとかたどりついたKokoroさん。
(ブログ掲載許可、いただきました。
写真もくれるって言ってくれたけど…写真がないのがあいざぁブログ)


「2品のコース、12.5€  3品コース15€」

と看板が出ていた。
おお、手が届くお値段。

ウキウキ気分のまま入ってみると…

あれ?


ホームページの印象が強かったので、
こう、ちゃんとしたレストランかと思ってたんだけど、
結構庶民的な感じ。

シェフが見えるのだけど
(ドイツでは厨房が見える造りはとても珍しい)
白人がねじり鉢巻してる…

いや、それに文句をつける気はないんだけど、
白人が日本的な行動を頑張ってるのって、
レストランとしては微妙すぎるのではないか。

しかも、フレンチとまではいかなくても、
少なくともアジアではないと思ってたんだが…
日本を売りにしてるね、ここは確実に。

@ウィーン在住さんから、シェフは日本で修行したと聞いてたんだけど
ここまで日本な店だとは思わなかった。


自分の思い違いに、少々ガッカリしつつ、
後戻りできないし、席につく。
開店早々なので、おいらは二番目の客だった。

「日本のかたですか?」

日本に住んでいたという韓国人のママさんが、
とってもフレンドリーに注文を聞きに来てくれた。
今日のメニューは、
「キムチ餃子スープと、グリーンカレー、デザート」


   _, ._
( ゚ Д゚)


どういうアジアだそれは。



なんかね、おいらね、更にがっかりしちゃってね、
だってホームページのお料理は、あんなに凝ってるじゃない?
そりゃランチだから、そういうわけにはいかんだろうけどさ~


「のみもの、どうします?」
とママさんに聞かれて、
「お水を」
と答えた。ミネラルウォーターのつもりで。
ドイツでは、ミネラルウォーターを注文すると、
自動的にガス入りの水になる。

「フツーのお水ですか?」
と言うので、ああ、炭酸なしかって気を使ってくれたのかな、
日本人だしってことで、と思い
(日本人は炭酸水を嫌う傾向にあるらしい)
「あ、じゃあふつーのお水で」
と答えたら、

ママさん、カウンターのすぐ裏の水道で
ジャーッとコップに水を汲んでくれた。


Σ(゚д゚;) ヌオォ!?



ドイツでは、これ、絶対にないんだけど、
フランスなんかではあるんだよね、
無料のお水=水道水のサービス。

しかし…
なんかちょっと、…



一品だけでも注文できると言われたので、
もうキムチスープを飲む気になれず、
グリーンカレーだけ注文。


@ウィーン在住さんが味に定評アリって教えてくれたから
きっと料理は美味しいんだよ、大丈夫、と
自分を落ち着かせるあいざぁ。


そしたら、ママさんが、

「今日は寒いから、これ、サービスです (*^-^)ニコ」

と日本茶を出してくれた。


えっ、いいの? ヽ(^◇^*)/ ワーイ

おいら、ヨーロッパでこんなサービス受けたの初めてだよ。


思ってた雰囲気とは違うけど、
アットホームで居心地が良いから、
一人でもしんどくない。
最初の思い込みがあったからがっかりしちゃったけど
いいお店だな、と思い始めるゲンキンあいざぁ。


あったまる~
と日本茶を飲んでいたら、どんどんお客さんが入ってくる。
ああ、やっぱり人気店なんだ。



ぼんやりしてたら、ママさんがまたササッとやってきて

「今日は寒いから、これもサービス」

って、キムチスープを出してくれた!

m(;∇;)m うれしすぎるっ!



キムチスープは美味しかった。

それと同時に、
「日本から一人で旅行に来てる女の子が
冷たい雨で落ち込んでないか、楽しめてるだろうか」
って心配してくれてるのが伝わってきて、嬉しかった。

正確にはそうじゃないんだけど。
もうこうなったら日本からの旅行者に成りすますしかない。
(妊婦ってことはばれてなさそうだった)


キムチスープは確かに美味しいんだけど、
やっぱり繊細なお料理ではなくて、
ホームページの印象はまるで違ったんだな、と思っていた。

思っていたら。


グリーンカレーにやられた。


グリーンカレーじゃないよこれ!
煮込んだチキンに、薄翠の美しいソースがかけられてる。
その周りに濃いグリーンのソース。
旬野菜のソテーが添えられて、レンコンなんかもさりげなく入ってる。

おまけに翠のソースにはザクロが数粒ちらされていて、
キレイなの!

まさしくホームページの印象そのまま。

しかもウマイの!


グリーンカレーの味なんだけど、
もっとこうあっさり仕上げられてて、チキンに合う。
ライスも添えられてるんだけど、
カレーとして食べるというより、
チキンで食べるという感じ。


でもおいらは日本人。
カレーといえば米。
もっとソースがあったら、ライスとからめたいのになーと
思っていたら。


「カレー、足ります?かけましょうか?」



ママさん登場! Σ(・ω・ノ)ノ! びっくりっ!


な、なんでおいらの心がわかったんですか。


カレーをたっぷりかけてもらって、
チキンとカレーライスを堪能。うまーい!

気がつくと店は満員。

おいらも早く出たほうがいいかな、と思ってると

「ライスおかわりします?」


とママさんまた登場!

いや、それ、本当に採算とれてるんですか?


ママさんは本当に一人旅の女の子を気遣ってくれて、
一人で寂しくないように、
手が空いたら話しかけてくれた。

料理も大満足で、
びっくりすること満載で、
とても楽しいランチだった。

非常に気持ちよくチップを支払って、店を出た。

ヨーロッパでは、人懐っこい店員さんにはよく出会うけど
こんなに親切で、サービス精神旺盛なお店は珍しい。
カレーとライスのおかわりは、おいらだけじゃなくって
他の人にもサービスしてた。


お客さんにアジア人はいなくて、
多分おいら以外はオーストリア人なんじゃないかな。
常連さんが多かったみたい。
ママさんは結構プライベートなことはなしかけてた。
(わー、いつこっちに戻ってきたの?とか)


心も体もあったまったランチ。
Kokoroさんと@ウィーン在住さんに心から感謝。




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おいら初めて多めにチップを払ったよ。
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旅行の少し前に、マンジロウが言った。

「ねえ、あいざぁも一緒に投資会社の説明会に行こうよ。
説明会は英語だから、あいざぁも勉強になるよ?」


(-゛-メ) ヒクヒク むかつく…



おいら、英語はそれなりに話せるけど、
金融関係の単語とかわかんないし、
なによりスピーチの聞き取りは苦手!

大抵早口だし、聞き返せないし、訛りがあること多いし。
そうだよっ、おいらビジネスレベルじゃねーんだよっ
ちくしょー、屈辱だっ


はっきり「イヤだ、興味ないもん」と言ったのに
なぜかおいらの分も申し込みしたマンジロウ。

まさかおいらのことを、夫に従順な妻だとでも思ってるのか?


さて当日。
無料ランチだけでも食べに来たかったら、おいでね。というマンジロウを捨て
さっさと一人観光に出かけたおいら。
旅行じゃ無料ランチより時間の方が重要。

しかも「会場がどこかわかんない」というバカを
近くまで送り届けてやる、この親切さ。
大切な時間を無駄にしてまでっ。


こんなに良い奥さんなのに、
マンジロウは待ち合わせの4時に現れなかった。




おいおいおい。

ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ ケンカウッテンノカ!



そっちが4時に終わるから、って言ったんだろうが。
おいらだってもっと美術館でゆっくりしたかったよ!
もし説明会が終わってないとしても、
抜け出してくるのがスジってもんだろ!


しかも外は暴風雨。
近くのカフェは喫煙可。(さすがに身重で入る気になれん)

時間を潰す方法が見つからず、
仕方なく説明会の会場へ入ってみる。

いきなりガードマンに取り囲まれる。




w( ̄△ ̄;)w えっ、ここってあれですよね、
大損ぶっこかされた投資会社の説明会にわざわざやってくる
お人よし集団しかいないはずですよね。

あんたら、一体なにを守ってるの??
守るべき人なんかここにいるの??


仕方がないのでとりあえず、夫が約束の時間に現れないと伝える。

するとイジワルそうなおばちゃんが
「あなたの夫がどこにいるかなんて、知らないわ」

と言う。


わかっとるがなっ (`Д´) ムキー!


誰がそんな高度な技を要求しとるかっ


「いやだから、自分で探すから入れてください」

「それは難しいわね。あなた、電話してみたら?」


うっ
痛いところを突かれた。

実はおいらの携帯、ドイツ国外からかけると
メチャクチャ高いのだ。

マンジロウを探すためなんかに、
一分500円とかかけたくないわけよ。

だから言ってやったね。


「そんなもの、もうとっくに試したわ。繋がらないのよ」



おいら、女優になりました。


それにしても、このおばちゃんを相手にしてても
らちがあかないので、受付まで行ってみた。

「今から受付をお願いできますか?」

んなアホな。と自分でも思ったが、あっさりOK。
マンジロウが登録してたおかげで、簡単スルー。


で、説明会場に入ってみたら、これ。

2000人規模のホール
ですよ。
世の中、お人よしが多いんだねえ。


でもさ、ここからマンジロウを見つけるなんてムリじゃん。
別に愛してる男ってわけでもないしさ。
恋愛的超能力でもなくちゃ見つけられないよ、これ。


と思ったら!いた!



言っていい? いいかな?

おいらって天才じゃなかろうか。


自分で自分にびっくりだわ。
マンジロウのことだから、前の方の席だろう、
時間ぎりぎりに入っていったから、
通路に近い席だろう、って推測して探したら、
いとも簡単にこれ、見つかりましたよ。


いやそれよりもさ。
4時を過ぎて、なぜお前はそこに平然と座っている?



そばにいくと、跳ね上がるようにして驚いたマンジロウ。

「すごいね!どうしてわかったの?
あともう少しで終わるから、そしたら行こうって思ってたんだよ!」

と、全く悪びれる様子もない。


ああ、そうですか。と、とりあえず隣に座らせてもらう。
説明会はすぐに終り、そのままジャズのライブに突入。
その後、立食パーティ。

これさ…
おいらが来なかったら、絶対マンジロウ、パーティまで出てこないよね。

むかついたので、
ガツガツ食ってやりましたとも。
エビのマリネが美味しくって、テーブルサーブされたのに手を出したら
「これも食べなさい」っておじいちゃんが色々くれた。

さすがお人よし集団。


マンジロウはワインが美味しいと、ガブガブやってしまい、
すっかりヨッパラって、
夜のコンサートには行けずじまい。
ま、当日券買う予定だったから、別にいいんだけど。
ジャズのプレイヤー、ウィーンフィルのメンバーだったから
なんとなく目標達成した気分だし。


しかし今回のことで、マンジロウのことがよーくわかった。
妻より説明会の方が大事。
身重の妻より説明会の方が大事。
暴風雨の中に取り残された身重の妻より~以下略。


こういうことの積み重ねだね、夫婦の破綻は。





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夫婦間の不良債権の回収はおはやめに。
言っておくけど、おいら美術館は大好きだけど、
美術の知識はないからね。
ウンチクとか期待しないように。

あ、ちなみに、今日は趣味全開で書いてるので
絵に興味ない人にはつまんない内容です。
そういう人は飛ばしてください。



****************************


金曜の夜中にホテルに着き、
翌朝起きてみたら、暴風雨だった。


おいら…日ごろの行いが悪いんだろうか?


マンジロウはファンドの説明会へ。
おいらはマルクトに行ってみたんだけど…

土曜日ということで、蚤の市とかあったんだけどさ。
ふきすさぶ雨風に、素人のみなさん、商品雨ざらし。
お客もいないし。
寒いし。

こりゃムリだ、ということで、買い物中心の予定を変更。

なんせ、道端には折れた傘が投げ捨てられてるような一日。
おいらも傘させなくて、コートのフードでしのいでた。
これで観光はないだろう。


なので、美術館にいくことに。

ろくに見てなかったガイドブックを開くと、
ウィーンには良い美術館がいっぱい!

見逃してたけど、近くにBoschボスの絵がある美術館が!

Bosch(おいらはボシュて発音しちゃう)って
日本に来る機会なんてほとんどない(作品少ないし)から
あんまり知られてないんだけど、
シュールで面白い絵を描くの。

一番有名なプラド美術館(スペイン・マドリッド)の「快楽の園」は
「天国」「審判」「地獄」の3部から成ってるんだけど、
天国はふつーなのね。
審判と地獄はもう、怪物と拷問を延々と描いてる。
小さな細かい絵で、偏執的なまでに描き込んでる。
それがなんかもう、夢中で見ちゃうおもしろさなのよね。


ずーっと絵の前に立って、もんのすごい見ちゃう。
「魚の騎士」だとか「人間を足から食べちゃうトカゲ」とかを
よく想像でこんなにリアルに描けるなあって圧倒されちゃう。
マンガのベルセルクみたいな感じ。

こんな面白い宗教画があるのかガガーン、って雷に打たれた気分。


その大好きなBosch、スペインとベルギーにはわざわざ見に行ったのに
まさかこんなふうに、雨のおかげで出会えるとは。
まさに運命。

つか、見逃してたらのた打ち回って後悔してたよ。


しかも所有している「造形美術アカデミー絵画館」は
美術学校でもあるらしいんだけど、
ヒトラーが美術を志し、二回も受験に失敗したいわくの学校!

そのまま美術の道に進んでいたらナチスはなかっただろうっていわれてる
あの美術学校!

すげーすげー。

でね。雨の中、行ってみたらね。

絵が20点くらいしかなかった……




「あのう、ここだけですか?」

と受付の人に聞いてみたら

「今、改装中なんで、来年になったら立派な展示室で見れます」

だってさ。

本当は300点くらい展示してるらしい。

さすがに悪いと思ったのか、

ガイドブックでは7€の入場料が6€だった…

どうなのそれ。高いだろ…20点で6€は。


それでもBoschは見れたから、大満足!

プラドの「快楽の園」とよく似た絵だったから、ま、ちょっと残念だけど。



美術館は、美術アカデミーというだけあって、
廊下の天井にも絵が描かれていて、
古い雰囲気の造りといい、とても素敵だった。

けどトイレだけ真新しくて、ちょっと笑えた。
しかもおっちゃんが点検に入ってきた。

「心配するな! 点検だから!」
って言われたけど…、土曜日に点検?




とにかく、とっても気をよくしたおいらは、そのままランチに行き、

雨の中、午後も美術館へ!

ここがまた良かった!

ミュージアム・クォーター・ウィーンのレオポルト・ミュージアム。

新しくて、すっきりとした造りで好感が持てる美術館。
回廊になってるので、迷わない。
古い美術館は迷うからね、こういうストレスがないのは良い。


ここはね、クリムトを前面に押し出してる美術館なんだけど、
クリムト自体は数点しかなくて、
代わりにエゴン・シーレがめちゃ充実。

シーレって、人物画に特徴がある。
漫画家でも何人か「影響受けてるなー」って人がいる。

多分、美術の教科書にも載ってたんじゃないかな。
あまりにセクシャルな絵を描いて、当時裁判になったりしてたはず。


でもね、ここにはね、人物画ももちろん沢山あるんだけど
風景画が最高なの!

この人、こんなにチャーミングな風景(家)を描くのね。
一気にファンになっちゃった。

それとこの美術館には春画が一点だけあった。
おいら、本物の春画を観たのは初めてじゃないかな。
そりゃあものすごいイチモツでしたぜ。



そんなこんなで、雨でも楽しかった一日。
翌日は晴れ、マンジロウも一緒に美術館巡り。


実はマンジロウも絵を観るのが好きで、
お互いにBoschのファンだったのには驚いた。
こういう共通の趣味があると旅行が楽でいい。


最初に、おいらの希望してたHundertwasserフンデルトワッサー
(日本語ではフンダートヴァッサーとも書かれる。
ドイツ語での発音はフンデアトヴァッサーが近い)
の美術館。


大阪人なら名前は知らなくても作品は絶対知ってる。

関空近くのゴミ処理場、でっかいパチンコ屋みたいなのがあるでしょ?
あれ、彼の作品。
あと扇町公園の、関西放送のビルも。


簡単に言うと、ガウディみたいな建物を建てる人。
(正確には建築家ではなくデコレーションする人)


美術館そのものも彼の作品なので、すごく楽しかった。
けどそれ以上に、彼の絵がメチャクチャ良かった。
今まで写真でしか観た事なかったけど、
実物は色がキレイ!


好き嫌いがはっきり分かれる作風なんだけど、
おいらは好き。
マンジロウは初めて観て、元々は興味なかったくせに
おいら以上にのめりこんでた。

マンジロウいわく、彼の絵は論理的で哲学的なんだそうだ。
禅問答の謎かけ絵のように、
何十分でも観て、その意味を考えられるらしい。


あー、絵のこと書くと長くなるわ。
これでもほんの一部しか書いてないのに。
もっと書きたいことやまほどあるんだけど、今日は我慢。
めちゃくちゃ長くなってるもん、この記事。


で、最後に行ったのが美術史博物館(KHM)
ウィーンで一番有名な美術館って言っちゃっていいんじゃないだろうか。

なんせ、フェルメールの「絵画芸術家」が展示されてるんだから!


おまけに前述のBoschまであるんだから(これはショボかったけど)。


なにより、美術館がとても素晴らしいの。
100年くらい前に美術品の展示のために造られたらしいから、
元宮殿とかじゃないんだけど、
そうだとしてもおかしくないくらい、豪華。

大理石に金に壁画に。

いやーん、こんなへなちょこなショップ造らないでーって感じ。

ルネサンス期のでっかい絵を飾るには、
やっぱりこういう建物じゃないとねー。
でもやっぱ迷うんだけどね、道に…。
どこ観てないかわかんなくなっちゃうんだよ。

ソファの充実度が良かったな。
一日のんびりしたい美術館。
マンジロウがHundertwasserから動かなかったから急ぎ足だったけどっ


2日間で4つの美術館を回れるなんてすごい。
しかもそれぞれが個性的で、
いい絵をとても美しく展示していて、
クオリティもオリジナリティも高い!

例えば、一人旅で、のんびり過ごしたいなら
ウィーンはすっごいお勧め。

ちなみにマンジロウは、おいらが出産で日本に帰ったら
一人でウィーン美術館めぐりをするらしい。
羨ましすぎる。





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やっぱ一人旅が一番楽しい。



いってきました!ウィーンに!

なんだ?ウィーン?ってひとは →ここをクリック


実はウィーンねたを書いた時に、ウィーン在住の@ウィーンさん(仮名)から

非公開コメントをいただきました。

非公開希望だったので、勝手に名前つけました。センスなくてごめん。


「妊婦必須情報:無料トイレあります」

いやあ、心強い。

おまけに美味しいレストラン教えてもらっちゃったよー。
(こっちが本命という話もアル)


ほんとありがとう、@ウィーンさん。

おいらすっごく嬉しかったです。&助かりました。




で、実際どうだったかというとね、

楽しかった!



ウィーンって音楽の町だと思ってたら、良い美術館いっぱいあるね!

町並みはドイツとさほど変わらないんだけど、

美術館がよかったし、人が優しかった。

道聞いたら、途中まで連れてってくれるし、

いきなりトラムで「どこいくんだ」って聞かれて

「そこなら地下鉄のほうが早いから、次で乗り換えろ」

って教えてくれたりさ。人懐っこいっていうか。


「いや、今日は雨だからこのままトラムで行きたい」

「いいや!こっちだと10分かかる、地下鉄ならすぐだ!」

10分なら近いじゃん、とは言えず

「おいら妊娠してるから、安全な方で行くね」

「おおお、妊娠してるのか!おめでとう!」

みたいな展開で盛り上がったり。


鼻から毛が生えてるおじいちゃん、ありがとう。楽しかったよ。

(鼻毛ではありません。鼻のてっぺんがもしゃもしゃでした。
おいら、人生でああいう鼻は初めて見ました)


あんまり楽しかったので、ウィーンについて何回か書こうと思う。

珍しいな、旅行記なんて。

でも写真はないよ。だってあいざぁブログだもん。


それでは次回は、愛すべき美術館について。






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実は美術館フリーク。美術のことはわからんが。
随分昔、小笠原諸島の父島に一人旅した。
船で25時間かかる島だ。
海が好きなおいら、もう天国だった。

ある無人ビーチにいくには、山をふたつほど越えなくちゃいけなくて
険しい山道を登っていた時のこと。
渓谷に、アオノリュウゼツランを見つけた。

あのね、これね、そりゃあ珍しい植物なの。
ランなんて付いてるけど、蘭じゃなくて、サボテンかアロエに近い。
しかも巨大。
ブルドーザーくらいの大きさ。


100年に一回、花芽を出し、花を咲かせて朽ちるので
幻の花とか言われてる。


それが父島では、百花繚乱の勢いで咲いてた。
本当に100年に一回なのか?と疑いたくなるくらい。


べつにキレイな花ではないのだけれど
原始的な迫力がある植物で、おいらはそりゃあ感動した。



それがヨーロッパにきて、よく出会う。

一度はポルトガルのカスカイス。
次にイタリアのチンクイテッレ。
どちらも崖っぷちに鎮座して、花芽を出していた。


アオノリュウゼツランに出逢う町は、どこもおいらにとって魅惑的。
すごくすごく思い出深い。
もう一度行きたい。

なぜかどこも、ご飯が美味しいんだよね、とびぬけて。



とりあえず、日本に帰国したら、また父島に行きたいなあ。

と、マンジロウに話してみた。


「うーん、島かあ…。行ってらっしゃい」

「あれ、マンジロウ、行きたくないの? 海きれいだよ」

「んー、俺、泳げないから




Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!







夫婦になって一年以上、
おいら、マンジロウがカナヅチって知らなかったよ


つーか、そういう大切な情報、隠すか、フツー。
結婚のときに確認しなくちゃいけない重要情報じゃん。
「僕は泳げませんが、それでもいいですか」って。

かなり減点だよ。
だっておいら、海上バンガローに泊まって、目が覚めたら海に飛び込むのが夢なんだよ?
できないじゃん!


ああ、ショック。
じゃあ、父島はひとりで?
行きにくいなあ…
なんか羽のばす、って感じじゃないよなあ。




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泳げないって、絶対隠してた。
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

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気になる記事など自由にリンクしてください。
ご報告いただかなくても大丈夫ですが「貼りました」と連絡もらえれば、遊びに行かせてもらいます。

著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


★★☆☆☆☆☆★★

コメントは大歓迎です。このブログでは承認制を取っています。
広告コメントはあいざぁの自分勝手な判断で削除しています。ごめんね。
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