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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2025-04

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子供を生んだ時。

ライター仲間から山のように「読める名前を付けろ」と

お祝いメールで警告されたんだよね。

やはりライターは言葉で商売してるので

いわゆるDQNネームを嫌う人が多いような気がする。


おいらはというと…

ゴウの名前をつける時、自分に課した条件は以下の通り。


■携帯の変換機能で一発で変換可能 (自分が不便だから)

■電話で漢字を説明する場合、簡単かつ美しい表現になる

■ドイツ語、英語で名前の意味を美しく表現できる

■ゴウに、どんな願いを込めてつけた名前か説明できる



ちなみにゴウというのは仮名だよ。



今までいろんな仕事をしたけど、名付けが一番難しかった。

妊娠期間中ずっと悩んでいた。

結果、いい名前が付けられたと思う。

新しくも古くもない、ありそうでないような、

名前負けするほど大げさでもなく、

けれど意味のある、名前だ。



初対面のドイツ人は、ゴウの名前の意味を聞いてくる。

どうやら、中国や日本の名前には意味がある、

正しくは漢字に意味があるってことがよく知られているらしい。



ゴウの名前の意味を説明すると

(うちは、一言で言い表すことができる)

すごくいい意味だし、ゴウにぴったりだと言ってくれる。




おいらの友達は子供にリズムちゃんと名付けていた。

そりゃいくらなんでも!と思う反面

その子が名前とうまく付き合っていければ

そうそう悪いこともないのかな、と頑張って思おうとした。


だいたい、

DQNネームは昔っからあるではないか。

徒然草でも「最近の子供の名前はなんやねん」って書いてるし

たしか本居宣長も塾生の名前が読めないって日記書いてたし(うろおぼえ)

大騒ぎすることなかろう、というのがおいらの見解である。



最近、知り合った日本人夫婦のお子さんの名前がドイツ語だった。

なんていうんだろう、そのまま書いちゃうといけないので、

例えばドイツ語で光の意味のリヒトとか

月という意味のモントとか、そういう感じの名前。


それは、それで別にいいんだけど、

ご夫婦がおっしゃったのは

「国際的な人間になってほしくて」

ということで、それには非常に反感を覚えた。



ドイツ人は子供にドイツ語単語なんてつけませんからね?

それが国際的ってどういうこと?


国際的なのではなく、

単にドイツ語単語を名前に付けただけですよ。

ひかりちゃんとか、だいちくんとか、発想はそれと同じよね。

めっちゃ日本的やん。


と思ったけど言わなかった。




ドイツ人の名前は結構聖書からとったのが多い。

おいらは国際的な人間ではないので

ドイツ人の名前を覚えるのは大変だが

「あら、この子の名前、Aちゃんのママと同じだわ」

ってなことがよくあるので

はやりすたりもないようである。




ただね。

時々、二つの名前が合体したような子供がいる。

これもそのまま書けないから難しいんだけど

例えば

アンナマリーちゃんとか。

アンゾフィーちゃんとか。



ミドルネームをつなげてるのかと思ったけど

どうもそうではないらしい。

おいらの数少ない知り合いの中にすでに3人。

これは…ドイツのDQNネームなの?

知ってる人、ぜひ教えてください。








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ドイツ人と結婚してる日本人はとてもいい日本名をつけているように思う。









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前回の記事で人種差別について触れた。

コメント返信してて、そういやおいらも差別されたなあと思い出した。



返信にも書いたけど

人種差別って結構複雑で、

例えば人気のパン屋に入って、いつまでたっても順番がまわってこないのは

人種差別なんだろうか?

ドイツでは列を作って待つ、というのがあまりなく

パン屋にせよ市場の肉屋にせよ

なんとなく人はたたずみ

店の人がなんとなく「この人が次かな」と思って声をかける。

あるいは「次は誰?」と聞く。


次はおいらなのに、

「私の番よ」と順番ぬかしされるのは差別なのか。

あるいは図々しいだけなのか。

それとも勘違いなのか。



店のおばちゃんに

「あの茶色いパンください」

と言ったら

「はあ? 何言ってるのかわかんない、ちょっとあんた替わって」

と違う店員にふられるのは差別なのか。

入れ替わった店員が気の毒そうな顔でクッキーをくれたのは

あのおばちゃんの人格に問題があることを示しているのか。



最初の頃はいちいちそういうことに傷つき

おいらが日本人(というかアジア人)だからだと思っていたが

だんだんそういうことを考えるのが面倒になった。


人種差別という言い方が適当なのかわからないが

おいらがドイツ人あるいは白人でないことによって

態度を変える人は

普段から嫌なヤツだろうと思う。

嫌なヤツはドイツ人に対しても嫌なヤツだろうし

そうなれば人種差別かどうかも怪しい。

小学校の時は教師にだけいい顔をして

同級生に嫌われてたんだろう。

女性なら、高校生の時は男子の前では甘い声をだし

同性に嫌われてたんだろう。

(そして意外と男性にはもてて余計嫌われたんだろう)



そんな人のことでくよくよするのは馬鹿らしい。

それに、おいらは日本人であることを誇りに思っている。

日本はそりゃあ問題だらけだけれども

いいとこだっていっぱいある。

だから例え差別されたとしても

それで日本人であることを恥じたり、恨んだりしない。

差別されるとしても日本人であることを捨てようとは全く思わない。

ここに考えが至ると

差別されてるかも、なんていうのは考えなくなった。




ところが。

かも、じゃなくってはっきりと差別されたことが一度だけあった。


聖マーティン祭っていうのをご存知だろうか。

普通は知らんわな。

故事はおいといて、

提灯もってねりあるく祭りだと認識していただければ結構。


去年、ゴウと一緒に初めて参加した。

行進のルートは決まっていて

ねりあるく人々(主に子供と保護者)はほぼ手作りの提灯を下げて

歌いながら道を進む。

提灯が思い思いに工夫されているので

見物客も多い。

メインストリートに近いところなどは

行列を守るために柵も設けられている。



そこで、おいらは「おい!」と呼び止められた。


柵の向こうには40才位の太った白人男。

指を鳴らしておいらの注意をひき

おいらの顔を見てドイツ語でこう言った。



「国へ帰れ、中国人め!」





一瞬で頭に血が上る、という経験をあまりしないおいらだが

この時は沸騰した。



そして何を思ったのか、こう叫んだ。



「中国人ちゃうわ!」






我ながらがっかりである。

論点そこじゃねーだろう。

中国人に間違われたことに怒ってるんじゃないってば。

しかも英語で叫んでたし。




男はちょっとびびって

「じゃあ、フィリピンか!」

って言ってた。


おいらはまた反射的に

「恥を知れ!」

って叫んでた。やっぱ英語で。



それにしても

子連れで、機嫌良く歩いてる女性に向かって言う言葉じゃないよね。

彼はドイツ人だったんだろうか。

わかんない。




この時、自分の顔立ちや髪が

マイノリティなんだということを再確認した。

一目でわかるアジア人的特徴なのだと。

自分の国籍も文化も顔立ちも否定的にとらえていないので

変なおっさんに不愉快なことされた、という程度だが

ドイツ社会に必死で溶け込もうとしている状況だったら

とてもとても傷ついたと思う。



日本人は、日本を出れば人種差別される側に回る。

どの国の人間も、それは同じ。

それに気づけば

人種差別がいかにくだらないものか

わかるんじゃないだろうか。



おいらに罵声を浴びせた男は

きっと悲惨な人生を送っているのだと思う。

悲惨な人生を望まないなら

寛容になったほうがいい。

今回はそういうお話でした。










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だからおいらは黒人差別してないのです。多分。









クリスマスシーズンはすっかり終わりましたが

クリスマス関連のお話です。

季節感がない、これがあいざぁクオリティ。

このブログはタイムリーさとは無縁です。



ドイツでも冬になるとサンタさんの人形をあちこちで見るけど

日本とは



やってくる日にちが違う。



おいらは去年これを知って衝撃だったよ…

日本だと24日の夜にくるでしょ?

25日の朝、起きたら枕元にプレゼントがあるじゃない?


でもドイツでは12月6日に、やってくる。

堂々と。

しかも司祭の格好をして。



なんでなのかなあ、

飾り付けのサンタは日本のサンタと同じなのに

なぜか本人は司祭の格好。


基本的には面と向かってお菓子なんかをくれるんだけど

司祭が来れない場合は夜中に枕元に置いていってくれるみたい。

(枕元には置かない、という家庭もあったので

どこまで伝統的かはナゾ。

でもおいらの周囲には5日か6日の夜に枕元に置くという

習慣の人が何人かいました)



おもしろいよね~

日にちが違うのにも名前が違うのにも、

異文化というか、

伝達の途中でいろいろ変わったんだなあ、

世界はやっぱり広いから

伝言ゲームみたく途中で変わっちゃうんだなあ、と

しみじみ感じ入ったわけです。



おいらは日本の習慣にのっとって、

24日の夜にサンタを出現させ、

6日はただの平日として過ごしてたんだけど

買い物に寄った店に、







ニコラウスが来た!





めっちゃ豪華な司祭の服装で

馬車で乗り付けてきたのでおいらもびっくり。

ドイツ、こういうことの気合の入れ方が半端ない。




ちょうど入り口付近にいたゴウに、一番にお菓子をくれた。

Weckmannという人型のパンにレーズンや胡桃、チョコが

デコレーションされていて、おいしかった。

Weckmannはどうやらこのニコラウスの日で販売が終了する、

期間限定のパンらしい。




ニコラウスの横には、顔を真っ黒に塗った男の人がいた。

その数日後、違うイベントでまたニコラウスにお菓子をもらったが

やっぱり真っ黒の人がいた。

その人は、ぼろっちい茶色の服を着て、

頭はぼさぼさ、顔も手も真っ黒。



ゴウはニコラウスには大喜びだったが、

この黒い人にかなりびびっていた。

あとで聞いた話だと、

良い子はお菓子がもらえるけど、

悪い子はこの黒い人におしおきをされるのだそう。




動物的勘で、ゴウは「この人ヤバイ!」ってわかったのだ。




おもしろいなあ、とおいらはのんきに思っていたが

ゴウにとって、この恐怖はかなりのものだったらしい。

しかもおいらが

「夜はやく寝ないと、黒い人来るよ」

と利用したもんだから、

1月になってもまだ

「黒い人くる? 黒い人くる?」

と夜になると聞いてくる。


「くるよ~ 怖いよ~ ゴウのことつれてっちゃうよ~」

おいらも調子あわせまくってた。



鬼を怖がる子もいるし、

あまり深く考えてなかったんだけど、

ある日街中で、



黒人を見つけたゴウは震え上がった。






ドイツって、黒人が圧倒的に少ない。

アジア人より少ないと思う。

フランスに行くと黒人が多くてちょっと驚く。



滅多に遭遇しないんだけど、

だからこそ余計、ゴウは怖かったみたい。




「黒い人いるよ! いやいやいや! あっちいこう!」


と大騒ぎ。




なるほど~ 黒人は黒い人になるのか。

とおいらは納得した。



ゴウは怖いもの見たさなのか、

しょっちゅう「黒い人見せて」と言う。

カメラにうつった黒い人は、

当時はまさかそんなリクエストがくるとは思っていなかったので

すみっこで半分切れた状態。

ゴウはこれが大変不満だ。



そうか、じゃあ今度から黒い人と言われたら

黒人の写真をネットで探して見せればいいわ、

とマンジロウに話したら、

「めっちゃ人種差別発言やな」

と言われた。






そうか…

おいら、人種差別してたのか…

気づかなかった。

人種差別って、きっとこんな感じで、気づかないでやってるんだろうな。



と、ニコラウスに学んだのでした。










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そういや黒人にいやがらせされた経験から、黒人には身構えちゃうんだった。









クリスマスですね。

早すぎるでしょ、と思ったあなた。

甘い。マカロン並みに甘い。

ドイツは2週間くらい前からクリスマスに全力疾走。

うちの中庭は光の洪水です。


日本でもクリスマスのイルミネーションが流行ってるそうだけど

ドイツって、

個人宅は外に向かってあまり飾らないんだよね。

反対に、内側、つまり中庭に向かって電光ガンガンです。

見る人は同じ敷地に住む人だけなんだけどね。

どうしてなんだろう?

外側に向かってやってくれると、

夜道(5時でもう真っ暗)助かるのになあ。



今年はずいぶん暖かい冬で、

シソがまだ枯れない。

異様に暖かかった10月に撒いた小松菜が

しっかり育っていてびっくり。

結構寒くなってきたけど

虫にも食われないし

立派に大きくなってくれてる。



ハーブ類も、今年は越冬できるかな?



毎年、ちょっとした飾りでごまかしている我が家も、

ゴウの喜ぶ顔が見たくて

とうとうイルミネーションに参加。

といっても、光るトナカイと家なんだけどね。

ゴウは「バイナハツ! バイナハツ!」と毎日うるさい。

電光飾りはすべてバイナハト(クリスマスという意味)になっている。


おいらも甘い親だわねえ。

マカロン並みだわねえ。

ちなみにおいらマカロン嫌いなんですよ。

甘すぎるでしょあれ。



……。マンジロウ、大好きなんだよね。

おいらには「甘い」以外の味がわからんのだが。

何種類も入ったパックを嬉しそうに買ってます。



いつ離婚してもおかしくない、と気合を入れて結婚したわりに

意外と5年もってまして。

子供まで作っちゃってまあ。

なんでしょねこいつら。


なんだ、仲良し夫婦じゃん、と思われるのは心外なので

次回くらいに

マンジロウの恥ずかしい話を暴露してやろうと思います。

女性陣ドン引きだと思います。



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前振りすると、忘れるという悪い癖がおいらにはありまして。忘れたらどうしよう。
ドイツに来たばかりの頃、

街に出るとやたらと人にぶつかった。

誰かのブログで、「ドイツ人は道を歩くのが下手だ」という文を読んで

本当だなあと思ったものだった。


4年経ち、ふと気づくと、

もうだいぶ長い間、往来で人とぶつかるということがない。

そのかわり、日本の繁華街で、やたら人にぶつかってしまう。



街には、街のリズムがあるのだ。

人の流れというものがあるのだ。

日本のリズムのままドイツに来たおいらは

流れにのれずに、ぶつかりまくっていたのだろう。

ドイツのリズムのまま、日本に帰ると、同じくぶつかるわけだ。



これはなんだか新鮮な発見だった。



ただ街を歩くということにも

その土地に慣れるということが必要なのだ。


そうして知らず知らずに慣れていって

地に足がつき、馴染んでいくのだな。

旅行先から帰ってきて

ドイツの家でも「あー我が家が一番いいわ」と思ったりするわけだ。



1年かもしれない、と言われながら、マンジロウの滞在は4年になり

さすがにそろそろ帰国っぽい気がしてくる。

日本に帰国、したいのかなあ、おいら。

したくないんだろうな、きっと。

日本で、子育てするのって、なんか大変そうなんだもん。

みんなゲーム機持ってるしさ…

日本で、友達の子(10才)と一緒にごはんたべたけど、

ずーっとゲームしてたなあ。

周りがみんな持ってれば、持たせてあげたい。

けど、周りにモラルがない中で

ルールを徹底するのって、おいらがかなり疲れるよな。



躾をちゃんとするママって本当にえらいよ。

放任のほうがずっと楽だよね。




おっと話がずれまくり。


ドイツに来たばかりの方。

街で人にぶつかるわって、不満に思ってても、大丈夫。

そのうち慣れるから。

「ドイツ人はぶつかっても謝らない」と思ってる方。

それはドイツ人ではないか、

相当へんな人か、

あなたのほうが悪いかです。

今、おいらが誰かにぶつかると、

必ず謝ってくれます。









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もうおいらは「おいら」ではなく大部分が「母親」。
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

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著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


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