ドイツに来たばかりの頃、
街に出るとやたらと人にぶつかった。
誰かのブログで、「ドイツ人は道を歩くのが下手だ」という文を読んで
本当だなあと思ったものだった。
4年経ち、ふと気づくと、
もうだいぶ長い間、往来で人とぶつかるということがない。
そのかわり、日本の繁華街で、やたら人にぶつかってしまう。
街には、街のリズムがあるのだ。
人の流れというものがあるのだ。
日本のリズムのままドイツに来たおいらは
流れにのれずに、ぶつかりまくっていたのだろう。
ドイツのリズムのまま、日本に帰ると、同じくぶつかるわけだ。
これはなんだか新鮮な発見だった。
ただ街を歩くということにも
その土地に慣れるということが必要なのだ。
そうして知らず知らずに慣れていって
地に足がつき、馴染んでいくのだな。
旅行先から帰ってきて
ドイツの家でも「あー我が家が一番いいわ」と思ったりするわけだ。
1年かもしれない、と言われながら、マンジロウの滞在は4年になり
さすがにそろそろ帰国っぽい気がしてくる。
日本に帰国、したいのかなあ、おいら。
したくないんだろうな、きっと。
日本で、子育てするのって、なんか大変そうなんだもん。
みんなゲーム機持ってるしさ…
日本で、友達の子(10才)と一緒にごはんたべたけど、
ずーっとゲームしてたなあ。
周りがみんな持ってれば、持たせてあげたい。
けど、周りにモラルがない中で
ルールを徹底するのって、おいらがかなり疲れるよな。
躾をちゃんとするママって本当にえらいよ。
放任のほうがずっと楽だよね。
おっと話がずれまくり。
ドイツに来たばかりの方。
街で人にぶつかるわって、不満に思ってても、大丈夫。
そのうち慣れるから。
「ドイツ人はぶつかっても謝らない」と思ってる方。
それはドイツ人ではないか、
相当へんな人か、
あなたのほうが悪いかです。
今、おいらが誰かにぶつかると、
必ず謝ってくれます。
もうおいらは「おいら」ではなく大部分が「母親」。
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