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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-04

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ドイツ人と結婚している日本人女性と何人か知り合いなのだが

多くの場合、アンパンマン問題を抱えている。



子供にアンパンマンのDVDを見せたら夫に怒られた、とか

お姑さん招集の家族会議が始まった、とか。

ドイツ人は口を揃えていう。

アンパンマンは暴力的だと。



そういう視点で見てみると、確かに、アンパンチしすぎ。

うちにある絵本では、バイキンマンが通せんぼしただけで

アンパンチである。

ゴウはよくおいらにもアンパンチしてくる。

確かに、情操教育上危うい気もするが。



でもアンパンマンだよ?

ドラえもんに対して、のびたをダメにすると言ってるようなもんじゃ?

戦隊ものはちょっとなあ、と思うけど

アンパンマン、あんなまるっこい顔だし怖くないし。

バイキンマンも血を吐くわけじゃなく、

ぴゅーと飛んで行くだけだしなあ。

これでダメだったら、アニメの幅、狭まるよね。



アンパンマンが大人気の日本で、

ちびっこが暴力的だと聞いたこともないし、

まあいっかと思ってアンパンマンを禁止はしていない。

やなせたかしさんの思想は理解できるから、というのもある。



けれど、時々考える。

悪だからって攻撃してなぎ倒すのはありなのか?

シリア問題でもそう。

何が悪で何が善かなんて、立ち位置を変えれば全く変わってしまう。

誰が悪か簡単に決められる思考方法は

危険なのかもしれない。

男の子は勧善懲悪が大好きだ。

多面的に物事を見るのはまだ無理だとしても

それができるように導かなくちゃいけないんだな、親は。





ほんと、子育てって荷が重い。



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アンパンマンが責められるのは、なんだかショックでした。



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ドイツ、というか、おいらの周囲の女児は

お姫様というとラプンツェルを好んでいる。

日本人だとシンデレラや白雪姫だと思うのだが

ラプンツェルて。

国が違うから? 時代が違うから?




ラプンツェルは、髪の長い女の子で

原作はお姫様じゃあなかったとおもうのだが

近年ディズニーで公開されたラプンツェルはお姫様だった。




ある女性が妊娠中に魔女の草を食べたので

引き換えに魔女があかちゃんをさらったという出だしだった。

ほんで、高い塔に成長した女の子を閉じ込め

女の子の髪の毛を伝って、塔へ登っていた。

女の子はこの魔女を母親と思って暮らしている。

そこに王子様が現れ(ディズニーでは泥棒)

魔女の留守中に塔に出入りするようになる。

それを知った魔女は激怒し

王子様を殺そうとするが

ラプンツェルは、魔女が登ってくる髪を切り

魔女を転落死させる、というのがおいらの知ってる話。




ちょっと知識がついてきたころ、

このラプンツェルの物語が卑猥すぎることに気づいた。

髪ってもろ「女性」ひいては「性」の暗喩だし

王子は塔に来てなにしてたんだってなると

そりゃナニしてたんだろうってことだし

王子を入れたことに魔女が激怒したあたりも

親子愛ではない性愛が絡んでるような描写だし、

子供に聞かせてええんかいな、って話である。




そもそもラプンツェルは王子様を招き入れたのではなく

魔女と間違えてうっかり髪を垂らしてしまったわけで

男が登ってきてびっくり、

それを男がええじゃないかええじゃないかと説き伏せるって

なんだそれレイプかって思っちゃうあたり

おいらの頭が腐ってるんでしょうか。




オリジナルがどうなってるのかはわからないが

基本的に、魔女は妊娠中のラプンツェルの母に草をあげ、

見返りに娘をいただいた。

人身売買である。

しかし魔女は難癖をつけたわけではなく

ちゃんと「代わりに娘をもらうよ」と約束している。

さすがにディズニーでは美しく仕立てているようだが

(お友達の絵本を読んだだけなんで詳しくはわかりません)

どうにもツッコミどころが多い作品だ。




で、今回、ドイツ人のお友達と話していてびっくりしたことがある。

ラプンツェルとは、主人公の名前だが、

それは同時に、魔女が育てていた草の名前でもあるそうな。

で、それはなんと、ドイツではよく売られている、

フェルトザラートの別称だというのだ。

びーっくり。




娘を売り渡してでも食べたかったんだなあ、

と思って食べると感慨深い。




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日本では多分売ってない、草。



おいらはドイツでも日本でも入院経験はないのだが、

結構違うらしい、という話を聞く。

今回びっくりしたのは、

マンジロウの終わった点滴が、部屋のゴミ箱に捨てられてたこと。

日本だと医療廃棄物だよね。

針とかはついてないのかな?

もっと観察しておくんだった。

不用意に近寄って、うつったらやだから、

早々とゴミ箱のふたをしめてしまったのだよね。




マンジロウのヘルペスは顔と眼にできていたので

まきちらす菌が尋常でないらしく

ゴウを近づけないように医師から指示された。

予防接種を受けていても、感染る可能性があると。




入院二日目だったか、ピークの時は

マンジロウの顔面はゾンビみたいに腐った肉の様相で

目も白く濁り、もうこのまま戻らないんじゃないかと思ったけど

回復してるからびっくりするね。

看護婦さんはみんなフレンドリーだけど

こっちから言わないと、点滴のスタンドを出してくれなかったり

発泡しない水をくれなかったり、

日本ほどの思いやりというものはない。




おもしろいのは、入院病棟の各階にちょっとした待合室みたいなのがあり

コーヒーや紅茶、スナック、あと花瓶が用意されてる。

病室には水(発泡水もあり)、ジュースが常に補充されてる。

日本ではこういうの、ないよね?今はあるのかな?



よく言われるのは、食事の違い。

ドイツは、当然ご飯ではなくパンが出る。

特に夜は、パンとハムとチーズくらいしかでないとか。

マンジロウの病院は、お昼は豪華で、

一週間分のメニューを自分で選ぶことができる。

ベジタリアン用、とか、低糖食とか、いくつかリストアップされてて

自分で申請するのだ。

週に一日は、豪華なコースも選べる。

一緒にメニューを見せてもらったが

おいしそうだった。

食べる時はもう病院を出てたので味は知らないままだが。





マンジロウが入院した時は、その朝まで結構元気だった。

痛みがあるから、動きは鈍かったが、

ごはんはいつもどおり食べてた。




なので、入院と聞き、

おいらはまず、パウンドケーキを焼いた。

おにぎりだと、ラップで作っても、

ある程度時間が経つと、痛むから、

火を通したものの方がいいと思ったのだ。




夜の分のつもりだったのだが、

病院にいってみると、

マンジロウ、めっちゃ弱ってた。

気持ち悪くて食べられないと言う。

どうやら、点滴の副作用らしい。

仕方ないから、ケーキは近所に配った。




翌々日から食欲が戻ったので

おいらは毎日、夜ごはん用のお弁当を作り続けた。




朝、ゴウを幼稚園に連れて行き、

家に戻ってお弁当を作り、家事を済ませ、

病院に見舞いに行き、

12時までに直接幼稚園に向かう。

はっきりいって、どこにも余裕がなく、

おいらの方が倒れるわ、と思ってた。

しかしおいらはやりとげたわけだ。

10日間の入院だったが、もうおいらはへとへとで、

よくやった自分を褒めていた。




が。




退院したマンジロウは言った。




「俺じゃなくてあいざぁが

なんでそんなに疲れてるの?」





そんなん、言う? 普通、言う?

午後はゴウと遊んで過ごしてたわけだけど

後半は疲れ果てて

またもやゴウをDVD漬けにしてしまうくらいだったのに。





そして極めつけがこれ。

「ほら、あいざぁが、見舞いに3回くらい来てくれただろ?」




はあああ?

ちゃぶ台あったらひっくりかえしたるわ!

毎日弁当作っていって、

毎晩それくっとったんちゃうんか!

こんだけやりがいのない話、しらんで!

そりゃ関西弁にもなるわ!




おいらがさすがに怒ると、

「あーそうだっけ? 記憶が曖昧なんだよねえ」

だったら行かなきゃよかった。

パンくわせときゃよかった。




次の入院は、見舞いにいかないことにします。



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途中まで、ドイツの入院生活について書けてたのになあ。



日本からドイツに戻って

笑っちゃうくらい簡単に風邪ひいた。

しかも治らない。

くそう。



ドイツには日本のような「総合感冒薬」というのがないので

今回、日本でそれを買ってきたんだけど

ざっと5年ぶりに飲んだからなのか

すっごい違和感。




なんていうか、症状をぐっと押し殺す感じがする。

熱は下がるし、体も軽くなるけど

体の芯は熱いままで

本当に不調なものは、そのままって感覚。




しかもスティーブンジョンソン症候群をテレビでみて

そんなリスク冒してまで

表面フタの薬はのめん。と思い

ドイツ製ウンカロアボを飲んでる。



しかし効いているのかわからん…



ウンカロアボは、どっかの原住民の知恵的な薬で

たしか樹液が元だったような気がする。

おいら風邪なんで、詳しいことググってください。



こういう「原住民の~」系は

その正統な売買利益がちゃんと現地の人に渡ってなかったり

乱獲を招いて

それこそ「神の力」と大切にされていたものが

荒らされたりで、

あんまり近寄りたくないんだけど

その反面、すごく効きそうって思っちゃって

だめだねーダメ人間だねー




しかしもう、ゴウをDVD漬けにするのは良心がイタすぎる。

ドイツ人は、風邪ひいたら水を2リットル飲めっていうんだけど

他にもおすすめ療法があったら教えてください。

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今回の風邪は異常にしつこゲホゲホゲホッ 


ヨーロッパでは、クリスマスツリーには生の木を使う。

12月中旬になると

モミの木売り場がいたるところに出現し

売られ放題。


150センチくらいの大きさで、20~30ユーロくらい?

安い。

きっと専門の農家がいるんだろうな…



急いで育てているからなのか

貧相な形のものをよく見る。

先っぽだけがひょーんと伸びて

はっぱがチラチラとしか付いていない。



伝統的には、

23日ごろから飾りつけを始め

クリスマスにはモミの木の下でプレゼントを開ける。

そこから1月上旬のモミの木ゴミの日まで

飾り付けたまま。



モミの木ゴミの日というのは圧巻で

町を歩けば

どんな世紀末かという様相で

道端にモミの木が放り出されまくる。


ゴミ収集車が回収していくらしいのだが

見慣れない人間には特異な光景だ。




で、我が家。

ドイツに暮らして早5年。

一度も、飾り付けをしたことがなかった。

理由は、

「モミの木ゴミの日に捨てそこねたらどうしよう」

というものである。




もしマンジロウが出張だったら、

おいらは一人でそこまで持っていけるだろうか。

玄関の前だとしても

エレベータまで行けるだろうか?

(そんな大きいのを買うつもりなのか?)




それに加えて、

ドイツらしからぬ大量消費スタイルにも

ちょっと進んで参加できない気持ちもあって。

きっと上手に再利用されるんだろうけど

(肥料とかかしら)

どうしてもかわいそうで、

我が家で育ててしまいそうなおいらが怖い。

(根っこ切ってるから腐るんでしょうな…)




でも今年はゴウがいる。

ゴウはクリスマスツリーが大好きで

どこで出くわしてもうっとりと眺め

その飾りの美しさを褒める。



家でも飾ってやりたい親心。←親バカ



で、プラスチックのツリーを買った。

IKEAで50ユーロくらい。

高っ と驚いたけど、

枝ぶりが良かったし

全部の枝が針金入ってるらしく

角度の調節ができるので

まあいいか、と。




でね。

問題の飾りですがね。

おいらは、偉そうなことを毎回書いていますが

こういう飾り付けのセンスは

マンジロウの方が圧倒的に上です。

部屋におく家具の統一感とか配置とか

マンジロウの趣味にまかせきりなわけです。




なので、

ツリーの飾りも彼にお願いしました。

例えばあのガラス球。

色や個数や模様や。おいらもう無理。

適当に安いの買って、

惨めなツリーになること間違いなし。




ライト光らせて、キラキラガラスの飾り、

それがスタンダードというか

それ意外思いつきもしなかったおいら。



マンジロウは、クリスマス市で売っている

精巧な木細工で作られたクリスマスモチーフを使って

シンプルだけど

個性的でかわいらしいツリーを作ってくれました。




本当にね、

本当に素敵だと思うんだよ。



飾りのお値段だけで

300ユーロしてますが。












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値札を見ずにガンガン買うマンジロウが心底怖かった。







プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

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著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


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