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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-04

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人の本棚って面白いよね。

自分じゃ絶対買わない本なんかがあって

その人の意外な一面を覗いたりできるしね。



マンジロウの実家にいくと

とても日あたりがよくて広い部屋がいまだにマンジロウ部屋で

本棚もある。

ドイツに赴任する前、かなりの量の本を置いていったらしく

マンジロウ実家に寄る時は

この本棚を眺めるのが

おいらのひそかな楽しみ。


だってめっちゃ変なんだもん。


スピリチュアル系ばりばりかと思えば

車だとか時計だとかの雑誌も豊富で

男の子って感じがする。


おいらの嫌いなスピリチュアル系を

パラパラめくって「うわーこわー」って言うのが

なんか楽しい。



今回、新しい本を見つけた。

どうやら、日本出張中に買って読んで、

そのまま本棚においてきたらしい。


福岡伸一著 世界は分けてもわからない





おいらは生粋の文系なので

科学的なアプローチの本は苦手なのだが

これはすごかった。

マンジロウ父がゴウの相手してる間に読み切ってしまうほど

集中して読めた。



おいらも一応、ライターとしてですな

ベストセラーはなるべく読むようにしてて

福岡伸一さんの生物と無生物のあいだは読んでた。





面白かったけれど

難解な部分もあって、ちょっと苦労した記憶がある。

でも「世界は~」は全然ストレスなし。

それでいて、科学的なことがとてもよくわかる。

まったく縁遠い科学を

とても身近な話題で、想像しやすくしてくれる。


例えば、

食品添加物はどのような実験によって、

人体に無害だと判断されたのか。

では、その徹底した実験によって、

果たして本当に無害だと実証されたのか。

というくだりは、興奮してしまった。

まさしくその通りだ、と膝を打ちたくなる。


コンビニで、賞味期限を見て、

一番新しいおにぎりを買う。

それは食材が新鮮であると同時に

添加物という毒も新鮮なのだ、という指摘。

目からウロコ。



この本はおいらの所蔵品になりました。


おすすめでっせ。






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ドイツに長く住む日本人と、日本語で話していると

「あ、今のドイツ語の直訳だ」

と思うことがある。

日本語で話しているのに、その奥にドイツ語がある。


例えば。

アメリカに長く住む日本人は 


「あ、電池が死んだ」と言う。

(必ずではありません。傾向としてね)



ドイツに長く住む日本人は


「あー、電池がカラだ」と言う。

(例えばだからね。必ずじゃないからね)



日本に暮らす日本人は

「電池が切れた」と言う。



英語では「死んだ」というし

ドイツ語では「空っぽになった」という。

だから上記の表現は、日本語だけど、日本語の表現ではない。



日本人で、日本語を話していても、

他言語の影響を受けざるを得ない。

これって、なんかすごく面白い。


言語学って興味なかったけど

今大学に通ってたら、こういうことを研究したいな。

フランス語の影響下では電池はなんて表現するんだろう、

イタリア語ではどうなるんだろう。

最近の日本語が乱れているという指摘を受けるなら、

そこにこうした言語感の相互作用は存在しているんだろうか。

「日本語っぽい英語」っていうのは分かるけど

その反対の「英語っぽい日本語」を探しまくってみたいな。



おいらの日本語は、ドイツ語に流されているのかな?

ま~ そんなにドイツ語喋れないから、大丈夫か。



どうでもいいんだけど、

電池をバッテリーに置き換えると、

「バッテリーが空っぽだ」って、自然に聞こえる。

これって、電子機器の電池マークがどんどん減っていって

最後には空っぽになるのを

よく目にしてるからではなかろうか。


つくづく、言葉って生きてるわって思う。







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冬時間でゴウの就寝が早くなってらくちんだわ~
日本は黄金週間まっただなかですな。

こちらはイースター休暇が終わるところ。

ずいぶん長く更新をしませんで。

「どうしたの? もしかして離婚?」

と思ったあなた。

まだ結婚してます。

でも離婚の文字がちらつく日々でございました。


今年は珍しく、長く休みを取ったマンジロウ。

大変豪華な旅行に行ってまいりましたのでございます。


おいらのようなケチには5つ星ホテルとか必要なくって

大理石の廊下とか興味なくって

20ユーロもとられる朝食代を払いたくなくって

なんというかもう、

休みに行ったんだか、胃を痛めに行ったんだか。



いつになったら、たっぷり払うチップとか

料金より時間優先の生活に慣れることができるのか。

無理なのかな、おいらには。



という、旅行の準備とか旅行そのものとか後片付けとか

そういうので更新してなかった、というのもあるんだけど。


実は…

はまってしまった!

ネット漫画に!


いや~

少し前までは、なんていうか、

自己満足レベルのネット無料漫画しか見たことなかったんだよね。

お金も取らず、公開するっていうのは

こういうレベルになっちゃうよね、とか思ってたんだけど。

最近はなかなかいいんじゃないんでしょうか。

(かなり前から公開してたっぽいのばかりだが)

ネットで漫画見だしたらだめだね。

もー全然時間がなくなる。



お気に入りをひとつ。

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おいらの視覚では人物見分けがしにくいのが難点。








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テレビ放送のドイツ語映画をマンジロウに訳しながら見てるのだけど、あまりに鬱陶しくてネットに避難してきました。
友達から簡潔なメールが来た。

1Q84の続編、読みたいか。



いつもなら

「あーもしかして送ってくれるってことかな。

送料高いからなあ、悪いなあ。断ったほうがいいよなあ」

と考えるおいら。

こっちだって、金さえ出せば、手に入るわけだし。
(おいらはそんな金出す気はさらさらないんだけども
手に入ることにはかわりない)


でも。

今回は即答してしまった。


読みたいです。



だって読みたかったんだもん!!


そしたらやってきたよ!

火山灰の影響で遅れること数日。

(まさかおいらが火山灰の影響を受けるとは)



ライターなんて職業についていると、

「作家は誰が好きですか?」

なーんて聞かれることもある。

文章で生計を立ててるんだから、

文学にも詳しいだろうっていうことなんだろう。



ここで村上春樹、なんて答えたら、

意外性もなにもあったもんじゃない。

そんなの誰でも好きに決まってる、

あんた本当にライター?って相手も思うだろうな。


だからおいらは

幸田文とか仁川高丸とかジョン・アーヴィングとか答えてきたわけ。

でもやっぱり春樹が好き!



いや、別に何が何でも一番好き、ってわけじゃないよ。

たださ。

新刊でたら読みたい、って思うよね。



で、1Q84 BOOK3の感想ですが。

BOOK1,2より面白い。


うーん、今までの春樹作品の中で一番面白い、って

言っちゃってもいいかも。主観的感想として。


おいらが一番好きだったのは、

世界の終わりとハードボイルドワンダーランドだったんだけど。

1Q84は、上を行った気がする。


登場人物たちが、ちゃんと血が流れ、体臭もする人間のように

感じられる。

春樹作品の登場人物って、おいらはなんとなく、

春樹の世界観にぴたっとくっついたシールみたいに

感じることが多かった。

もちろん魅力的な人物ばかりなんだけど、

世界観の奥深さと比べると

人物が2次元という印象だった。

奥行きがないってわけじゃなく、現実味がないっていうのかな。


でも1Q84には、その感覚がない。

すっと受け入れられる。


これは作品のせいではなく、おいらの変化なのかもしれない。

あるいはドイツという異国で読んでいるからかもしれない。
(春樹調)


本を読んでいると、ゴウは怒る。

怒られても無視してると、一人で遊ぶようになってきた。

良い変化だ。


なのでおいらは家で1Q84を読み、

散歩中にゴウが眠ったら1Q84を読み、

ゴウを寝かしつけて1Q84を読んでいる。


なもんで、もうすぐ読み終わってしまう。

あーもう残念!

丁寧に丁寧に読んだのに、あっという間だよ。

これ読み終わったら、何読もう…






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読み終わったら感想を書こうか。いやもう要らんか。
Cocco(歌手)のドキュメンタリーを、
おいらの愛する是枝監督が撮ったんだって!

詳しく知りたい人は→http://cinematoday.jp/page/N0015114


おいらは基本的に恋愛がヘタで
キレイに終わらせる、なんてこととは無縁で
だいたいボロボロに傷ついて
相手のこともグチャグチャに傷つけなきゃ気が済まなくて

そういう時は、たいていCoccoを聞いていた。


大阪の川辺、阪急電車の高架下で大声で歌ったこともあるし
ヘッドフォンで耳を塞いで一日小さくまるまってたこともある。

Coccoが好きだと言ったら、
自分の中のちょっと深くて澱っぽい部分をさらけだしてしまう気がして
なかなか人には言えない。
それくらい好き。
「平井堅いいよね」なんて軽い気持ちでは口にできない。


12月に公開か…

よし、帰ろう、日本に。
正月は日本で過ごす、とかなんとか言っちゃおう。
ほんとは正月の日本なんて行きたくないけどさ。
テレビつまんないし。

でもCoccoと是枝監督だもん。
見逃したら血を吐くくらい後悔する。


さ、フライトのチェックでもしよーっと。




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マンジロウ?一緒に来たかったら、来てもいいよ。ってレベル。
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

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著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


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