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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-05

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以前からこのブログを読んでくださってる皆様は
きっとこう思っているだろう。


「当然、あいざぁはドイツで産むよね」


うん。当然。


日本に帰るなんてめんどくさいし、お金かかるし、
それにドイツで出産って、なんか面白そうじゃない?


しかーし!



ふっ。
マンジロウ父がそんなことを許すはずがないわけよ。



おいらもマンジロウも、ドイツで産むのが自然だと受け止めてたので
特に日本での出産について話すこともなかった。

それがまずかった。

こころの準備ができていなかったのだ。


年末、日本に帰った時、不意にマンジロウ父が言った。



「出産は、うちですればいいからね。
何ヶ月でも、遠慮なくうちにいればいいからね」






Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!






あまりにいきなりで、おいらはびっくりしすぎて

「いえっ、やはり実家の方がっ」


と言ってしまった。


何が悲しくてマンジロウの実家に何ヶ月も住まにゃならんのだ。

それだけは避けたいという一心だった。

頭の片隅で、
ドイツで産むというよりは実家で産むというほうが
承諾を得られるだろうという計算も働いた。


「何を言うんだ、マンジロウ家の嫁なのに、うちで産んでもらわないと」

「うちにはあいざぁさんを養う義務があるのだ」

「出産の時だけ一週間ほど実家に戻ればいいだろう」

みたいな変化球が次々と繰り出される。



すでにマンジロウ父は帰国出産について調べていて、
出産予定の一ヶ月前をすぎると飛行機に乗れないことを知っていた。

だから出産までの一ヶ月をマンジロウ家で過ごし、
産んだらすぐ戻って来いというのだ。


知らなかった…
マンジロウ父母は同居願望があるのだ。


これ、盲点。

二人とも、同居なんて一言もいわなかったから、
考えもしていなかった。
マンジロウが日本にいた時も別々に暮してたから
お互いにそれを希望してるのだと思ってた。


「産んでから、三ヶ月くらいまでは日本にいたほうがいい」
とマンジロウ父は言う。


冗談じゃない。
4ヶ月もマンジロウ家に滞在するなんて。
発狂する。


彼らはすごく親切だけど、
やっぱり一緒に暮すと、疲れる。

おいらのことは大切にしてくれるけど、
それでも気を使うし、
おまけに彼らの思考は納得できないことが多い。


そう、このマンジロウ家出産を提案するようなところが。



マンジロウもさすがにヤバイと思ったらしく

「そりゃ実家の方がいいよ、
あいざぁのお母さんは子育ての経験も豊富だし。
おふくろなんて、子育て一回だけだろ」

と援護してくれた。


「いや、あいざぁ家からいただいた大切なお嬢さんだ。
うちが粗末にしてると思われたらどうする!」

とマンジロウ父が強行に反対。

最終的に、マンジロウ母が渋々おいらの実家案に賛成してくれて、
3人でマンジロウ父を説き伏せた。


そしてふと気がつくと、
おいらは日本で出産することになってしまっていた。

だれもドイツでの出産について言及する暇がなかった。


おそるべしマンジロウ父。



なにが怖いってさ。

すでに近所で評判の産院を予約してたのよ。

「予約が間に合わなかったらいけないから、仮予約のつもりでね。

もし産みたい産院があったら、遠慮なくそこに変えていいんだよ」

とは言われたけど、産院不足のおいらの町で

そんなタイミングで他に予約がとれるはずもなく。

しかも年末年始やん。



ちなみにこれが、年末のマンジロウとのケンカの原因。

マンジロウ父が勝手すぎる、
もう顔をみて話せない!


とおいらが切れたのだ。

切れて実家に逃げ帰った。


しかし意外においらの親は喜んだ。

言われてみれば初孫だし、

子沢山だった家庭がどんどん寂しくなったので、

おいらが戻るのは嬉しかったらしい。



よくよく考えてみると、

そんなに長く日本にいるチャンスなんてないし、

乳児かかえてオロオロするよりは、親がいたほうが心強い。


というわけで、

このたびフライトも取れたので、

正式に日本で生むことに決めた。


コメントで「どこで産むの?」って何度も聞かれたのに

スルーしててごめん。

こういう複雑な(?)背景があったのよ。




だけどこの騒ぎで、
おいらほんとマンジロウ父が怖くなっちゃってさ。

日本で産むって決めたけど、
マンジロウ父に負けた気がしてさ。
おもしろくない。


子供産んでも、取られちゃう気がする。って母に言ったら、

「じゃあいっぱい産まなくちゃね (*^▽^*) 」

だってさ。

それだけはカンベンしてくれ。

一人で充分だから。




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キリ番144444ゲットのもみじさん、おめでとー&コメントありがとー
次のキリ番は155555 踏んだ人にはイベントあり♪ってたいしたイベントじゃないけどさ。




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胎動なのか。


あるいは屁なのか。


びみょー。


おなかがグルルっていってる。


屁にしては、位置がおかしい。

でも、おいら、素敵な座薬以降、またもや出てないから
体のどこにガスが溜まってたっておかしくないわけだ。


しかしこれが仮に屁だとしてだな。

その割には、やっぱり腸が動いてないっぽい。

あー、また座薬使うのかなー。やだなー。


いや、便秘より胎動の話なんだよ、今は。


今は17週とか18週とか、たぶんその辺。

胎動にはちょっと早い?


なんか、胎動って、もうちょっと感動的なもんだと思ってたけど
ケモノのうなり声みたいで、
あんまし感動しないなあ。


しかし、もし胎動ならば
ぜひその勢いで腸も刺激してほしい。

はやく便秘から抜け出せますよーに。


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妊娠していろいろびっくりしたけど、
これは地味な驚き。

人間にはパーソナルエリアというものがある。
(註:正しくはパーソナルスペース。Natsuさん、訂正ありがとう!)


日本語ではなんていうんだっけ?

自分と相手の、適切または快適な距離のこと。


これは相手・状況によって変わる。
家族だったらどんなに近くにいても気にならない。
全く知らない人間でも、電車の座席だったら密着して座る。


おいらは元々、
仕事をしている時はパーソナルエリアが広い。

一緒に仕事してる人に
よく「近い!」と文句を言っていた。

質問とか、ちょっとした声かけに、すぐ近くに立たれるのが嫌いだった。
ものすごく違和感があるのだ。


プライベートの時は、どうだろう。普通かな。
他人と実際の距離感が取れないのは仕事の時だったと思う。


で。
妊娠してから、このエリアが格段に広がった。

最初気付いたのは、道を歩いていて、
自転車が横をすり抜けた時にものすごくびっくりしたから。


あれ?
いつもこれくらいのことあったのに、なんで?
っていうくらい、心臓がばくばくした。

その後も、クリスマスマルクトに行って、
人ごみにクラクラした。

普通、人ごみに入れば、すれ違うのなんて気にならなくなる。
なのに、ずっとビクビクしてた。
特にベビーカー。
めっちゃ怖かった。


本能というよりは、自己暗示なのかもしれない、と思う。
腹部に対して敏感になってるのだ。

本能でも自己暗示でも、
あっという間に「胎児優先」になってる自分に驚いた。


欲しいとか、欲しくないとか、
そういう感情とは全く関係ないところでどんどん進んでいくのだ。


今はこのエリアが狭まってるけど、
やっぱり妊娠前よりは広い。
相変わらず背後からの自転車にはビクリとする。




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ま、だからなんだって話なんだけどさ。
うんざりしてるかもしれないけど、今日もこの話題。

おいらね、一週間以上、出てなかったの。ぷっぷが。

便、って書いちゃうとロコツなので、
ここではぷっぷということで、よろしく。


おいら毎日爽快な人だったから、
2日とか3日だけで発狂しそうだったんだけど、
それが一週間。

これだけ毎日食べてるのに、どこいってるんだろうねえ?
ブラックホールみたいな大腸。


これだけ溜まってるとさ、毒素みたいなのが出てる気がする。
おならもさ、ありえない匂いがするの。

マンジロウとおいら、屁をしない協定を結んでるんだけど
事情を話すと

「せめて屁だけでも出した方がいい」

と、臨時の解除令が敢行された次第。



24時間ぷっぷのことを考え、

プルーンやヨーグルトやアクティバや

ヒジキやりんごや穀物系シリアルを食べ続けてるのに出ない。

一時間歩き続けても、出ない。


ここ数日、勘違いが増えた。

ぷっぷの毒素が脳にまわったのではないか?


おならも滅多に出ないし、
腸が動いてる感じがしない。
完全に活動停止してるようだ。

糞詰まりで死ぬかもしれない
、という危惧が
妄想ではなく現実味を増してきた。


というわけで、産婦人科に電話した。


「先生、ぷっぷが一週間出てません」

「薬出すから、すぐ来なさい」

というわけで、薬が出た。



その薬とは……座薬。


生まれてはじめての、試練。




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一発でした。すごいぞ、座薬。
最近、急におなかが大きくなった。
カットソーなんかを着ると、さすがにもう妊婦だとわかる。


うちでは毎朝、マンジロウが出社する時、
一応玄関までお見送りをする。

いつも「じゃ」程度の短い挨拶でさっさと出て行くだけだから
別に見送らなくてもいいのだが
なんというか、まあこれは儀式なのだ。



今朝、靴を履き終わったマンジロウが不意に、

「おなかに触ってもいい?」

と聞いてきた。


何度も何度も書いてきたように、
我が家は普通のラブラブ夫婦と違って
愛情でつながっているわけではないから、
相手に触れるときにはこのように承諾が必要なのである。


触ったって、まだ動くわけでもなし。
とは思ったが、まあ、触りたいというなら触らせてやろう。

マンジロウはカットソーの上からおいらのおなかを触り、
じーっと考えてから
顔を近づけて、そこにキスをした。


まじビビった。




硬直しているおいらを残し、マンジロウは去っていった。

一体何がしたかったんだろう……。


妊娠したことで、ビジネスライクだったおいらとマンジロウの関係が
徐々に変わってきてるような気がする。

おいらはまだそれにうまく馴染めない。

つーか、マンジロウ、感情面じゃなくって浪費面で変わってくれ。






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おいらよりもマンジロウの方が、 コドモの存在を実感してるのかもしれない。

プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

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気になる記事など自由にリンクしてください。
ご報告いただかなくても大丈夫ですが「貼りました」と連絡もらえれば、遊びに行かせてもらいます。

著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


★★☆☆☆☆☆★★

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広告コメントはあいざぁの自分勝手な判断で削除しています。ごめんね。
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