妊娠していろいろびっくりしたけど、
これは地味な驚き。
人間にはパーソナルエリアというものがある。
(註:正しくはパーソナルスペース。Natsuさん、訂正ありがとう!)
日本語ではなんていうんだっけ?
自分と相手の、適切または快適な距離のこと。
これは相手・状況によって変わる。
家族だったらどんなに近くにいても気にならない。
全く知らない人間でも、電車の座席だったら密着して座る。
おいらは元々、
仕事をしている時はパーソナルエリアが広い。
一緒に仕事してる人に
よく「近い!」と文句を言っていた。
質問とか、ちょっとした声かけに、すぐ近くに立たれるのが嫌いだった。
ものすごく違和感があるのだ。
プライベートの時は、どうだろう。普通かな。
他人と実際の距離感が取れないのは仕事の時だったと思う。
で。
妊娠してから、このエリアが格段に広がった。
最初気付いたのは、道を歩いていて、
自転車が横をすり抜けた時にものすごくびっくりしたから。
あれ?
いつもこれくらいのことあったのに、なんで?
っていうくらい、心臓がばくばくした。
その後も、クリスマスマルクトに行って、
人ごみにクラクラした。
普通、人ごみに入れば、すれ違うのなんて気にならなくなる。
なのに、ずっとビクビクしてた。
特にベビーカー。
めっちゃ怖かった。
本能というよりは、自己暗示なのかもしれない、と思う。
腹部に対して敏感になってるのだ。
本能でも自己暗示でも、
あっという間に「胎児優先」になってる自分に驚いた。
欲しいとか、欲しくないとか、
そういう感情とは全く関係ないところでどんどん進んでいくのだ。
今はこのエリアが狭まってるけど、
やっぱり妊娠前よりは広い。
相変わらず背後からの自転車にはビクリとする。
ま、だからなんだって話なんだけどさ。
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