以前からこのブログを読んでくださってる皆様は
きっとこう思っているだろう。
「当然、あいざぁはドイツで産むよね」
うん。当然。
日本に帰るなんてめんどくさいし、お金かかるし、
それにドイツで出産って、なんか面白そうじゃない?
しかーし!
ふっ。
マンジロウ父がそんなことを許すはずがないわけよ。
おいらもマンジロウも、ドイツで産むのが自然だと受け止めてたので
特に日本での出産について話すこともなかった。
それがまずかった。
こころの準備ができていなかったのだ。
年末、日本に帰った時、不意にマンジロウ父が言った。
「出産は、うちですればいいからね。
何ヶ月でも、遠慮なくうちにいればいいからね」
Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!
あまりにいきなりで、おいらはびっくりしすぎて
「いえっ、やはり実家の方がっ」
と言ってしまった。
何が悲しくてマンジロウの実家に何ヶ月も住まにゃならんのだ。
それだけは避けたいという一心だった。
頭の片隅で、
ドイツで産むというよりは実家で産むというほうが
承諾を得られるだろうという計算も働いた。
「何を言うんだ、マンジロウ家の嫁なのに、うちで産んでもらわないと」
「うちにはあいざぁさんを養う義務があるのだ」
「出産の時だけ一週間ほど実家に戻ればいいだろう」
みたいな変化球が次々と繰り出される。
すでにマンジロウ父は帰国出産について調べていて、
出産予定の一ヶ月前をすぎると飛行機に乗れないことを知っていた。
だから出産までの一ヶ月をマンジロウ家で過ごし、
産んだらすぐ戻って来いというのだ。
知らなかった…
マンジロウ父母は同居願望があるのだ。
これ、盲点。
二人とも、同居なんて一言もいわなかったから、
考えもしていなかった。
マンジロウが日本にいた時も別々に暮してたから
お互いにそれを希望してるのだと思ってた。
「産んでから、三ヶ月くらいまでは日本にいたほうがいい」
とマンジロウ父は言う。
冗談じゃない。
4ヶ月もマンジロウ家に滞在するなんて。
発狂する。
彼らはすごく親切だけど、
やっぱり一緒に暮すと、疲れる。
おいらのことは大切にしてくれるけど、
それでも気を使うし、
おまけに彼らの思考は納得できないことが多い。
そう、このマンジロウ家出産を提案するようなところが。
マンジロウもさすがにヤバイと思ったらしく
「そりゃ実家の方がいいよ、
あいざぁのお母さんは子育ての経験も豊富だし。
おふくろなんて、子育て一回だけだろ」
と援護してくれた。
「いや、あいざぁ家からいただいた大切なお嬢さんだ。
うちが粗末にしてると思われたらどうする!」
とマンジロウ父が強行に反対。
最終的に、マンジロウ母が渋々おいらの実家案に賛成してくれて、
3人でマンジロウ父を説き伏せた。
そしてふと気がつくと、
おいらは日本で出産することになってしまっていた。
だれもドイツでの出産について言及する暇がなかった。
おそるべしマンジロウ父。
なにが怖いってさ。
すでに近所で評判の産院を予約してたのよ。
「予約が間に合わなかったらいけないから、仮予約のつもりでね。
もし産みたい産院があったら、遠慮なくそこに変えていいんだよ」
とは言われたけど、産院不足のおいらの町で
そんなタイミングで他に予約がとれるはずもなく。
しかも年末年始やん。
ちなみにこれが、年末のマンジロウとのケンカの原因。
マンジロウ父が勝手すぎる、
もう顔をみて話せない!
とおいらが切れたのだ。
切れて実家に逃げ帰った。
しかし意外においらの親は喜んだ。
言われてみれば初孫だし、
子沢山だった家庭がどんどん寂しくなったので、
おいらが戻るのは嬉しかったらしい。
よくよく考えてみると、
そんなに長く日本にいるチャンスなんてないし、
乳児かかえてオロオロするよりは、親がいたほうが心強い。
というわけで、
このたびフライトも取れたので、
正式に日本で生むことに決めた。
コメントで「どこで産むの?」って何度も聞かれたのに
スルーしててごめん。
こういう複雑な(?)背景があったのよ。
だけどこの騒ぎで、
おいらほんとマンジロウ父が怖くなっちゃってさ。
日本で産むって決めたけど、
マンジロウ父に負けた気がしてさ。
おもしろくない。
子供産んでも、取られちゃう気がする。って母に言ったら、
「じゃあいっぱい産まなくちゃね (*^▽^*) 」
だってさ。
それだけはカンベンしてくれ。
一人で充分だから。
キリ番144444ゲットのもみじさん、おめでとー&コメントありがとー
次のキリ番は155555 踏んだ人にはイベントあり♪ってたいしたイベントじゃないけどさ。
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