妊娠がわかってから、BIO食品に切り替えた。
もともと、マンジロウが健康志向なので、
BIOの野菜が中心だった。
BIOの野菜って、意外と普通スーパーより安かったりする、旬のものなんか。
うちの近所のBIOは、けっこう野菜が古かったりするので
その場合はドイツ産のみのマルクトへ。
特に肉はBIOのみにした。
スーパーに流通してる肉は抗生物質や促進剤が使われてるから。
おいらは特別に健康志向でもないし、
BIOの信奉者でもない。
BIOに躍起になるのは、ちょっとカッコ悪いとまで思ってる。
普段は、中国野菜は怖いから一切買わない、って程度。
(だってアレ、食べた瞬間に吐くくらいの毒かもしれないし)
でも妊娠してからは
インスタント類も一切食べてない。
牛乳もほとんど飲んでないし、
卵も減らしてる。
なんでかっていうと、いきなりLOHASに目覚めたんじゃなくて
おまじないなんだよね。つまるところ。
なんとなく、
これで健康な子が生まれてくれたらいいな。
アレルギーのない子が生まれてくれたらいいな。
その程度のこと。
この食生活が、それを確約してくれるとは思ってない。
ほんとに、単純に、おまじないなのよ。
好きな男の子に緑色のペンで手紙を書くような。
日本に戻ってきて、
ドイツのBIOのすごさを思い知らされる。
日本で無農薬有機栽培の野菜って、
なかなか手に入らないし、かなり高い。
肉に関しては劣悪で、
「薬を使わずに育てました」って打ち出してるものは
一度も見かけてない。
安全食品の専門のスーパー、あることにはあるけど、
いつもがらがら。
普通のスーパーで売ってるものは、
どれも添加物が容赦なく入ってる。
油にさえ、乳化剤が入ってるのにはびっくりした。
(ヘルシーリセッタとか、高性能油には加工がしてある)
母が「おいしいよ」って買ってきてくれるパンには
乳化剤、膨張剤、あとなんだっけ、とにかく添加物山盛り。
食べると
(食べるんかい)おいしいんだけど、
なんかおまじないの効力が薄れそうで、ちょっと落ち込む。
何年も前から有機だの無農薬だのって言われてるのに
ちっとも進まないんだね。
子供が無事に生まれて、アレルギーもなく大きくなってくれたら、
この添加物の国でも生きていけるように、
いろいろ食べさせなくちゃ。と思う。
添加物アレルギーにでもなったら、
それはそれで、日本では生きづらいだろう。
出産したら、マクドのクォーターパウンドを食べます。