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キクばあちゃんは余命3ヶ月の宣告を受けてから
倍以上、生き延びている。 家族はもとより、本人も 「いつ死ぬんだろう…」 と微妙な戸惑いの中、暮らしている。 このたび、キクばあちゃんがおいらに話しかけてきた。 「あいざぁ、あのな、 ばあちゃんな、ここに同居させてもらってからな、 お金が結構かかっとるねん。 病院のお金とかな、食費も渡しとるしな」 ふむふむ、とおいらは親身に話を聞く。 「あいざぁ、ばあちゃんな、 お金が続くか心配やねん」 ふむふむ。 「今な、一ヶ月に10万かかっとるねん。 ばあちゃんな、貯金が400万あるんや。 あいざぁ、あんた頭いいからわかるやろ、 400万あったら、あとどのくらい、いける?」 うーむ。 頭が良くなくてもわかるような気がするが、 ばあちゃんはわからないんだろうか、 一抹の不安が。 しかしここは、ばあちゃんを安心させなければ。 「ばあちゃん、大丈夫やで、 400万あれば、あと3年はいけるから、充分」 つーか葬式代もOKやん、とか思ったおいら。 そしたらキクばあちゃんはこう言ったね。 「なんや! たったそんだけか!」 Σ(゚д゚;) ヌオォ!? ばあちゃん、末期癌じゃなかったっけ? キクばあちゃんとの会話が大好きなあいざぁにクリックを♪
この夏、あまり暑くなかったとはいえ、
やっぱり猛暑の日はあった。 ゴウの体温が高くて、だっこしてるおいらが汗だく。 新生児には良くないと思いつつ、 クーラーを入れたものだった。 するとキクばあちゃんがこういった。 「昔はクーラーも扇風機もなくて、うちわくらいやったなあ。 近所に社長さんが住んでいて、 そこにはクーラーがあったんよ。 赤ちゃんが生まれてな、 暑い夏もクーラーの中で育ててはったわ。 あんなふうに育てて、 一体どんな子ができるんやろうかと思っとった」 暑い夏、誰もが汗だくになっていた時代。 社長の子供は深窓の令嬢よろしく 家の奥で涼しく育った。 なんだかお蝶婦人を思い浮かべる。 ゴウをクーラーの部屋で育てると、 傲慢なジャイアンになっちゃうって言われてるような気がして、 おいらはちょっとげんなりしはじめていた。 子育てについて、みんな勝手なことばっかり言う。 おいらは放っておいてほしいのに。 「ほんまに、どんな子になるやろうと思ったらねえ、 京大行ったわ」 Σ(゚д゚;) ヌオォ!? まさかの肯定!? この流れだったら「高飛車なイヤな子やったわ」になるはずなのに。さすが話術達者。 患うまで、キクばあちゃんはダイエッターだった。 |
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。 夫との育ちのギャップに窒息寸前。 夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。 息子:ゴウ。幼児。 ☆☆★★☆☆☆☆☆☆ このブログはリンクフリーです。 気になる記事など自由にリンクしてください。 ご報告いただかなくても大丈夫ですが「貼りました」と連絡もらえれば、遊びに行かせてもらいます。 著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。 ★★☆☆☆☆☆★★ コメントは大歓迎です。このブログでは承認制を取っています。 広告コメントはあいざぁの自分勝手な判断で削除しています。ごめんね。
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