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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-04

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ロンドン、パリ、バルセロナ。

どこも国際的大都市だけど

ハナクソが黒くなるのはロンドンだけ。


なんでだ。







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強引にシリーズ化。











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道ゆくおばあちゃんの鼻歌がオペラ。


















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これシリーズ化したら怒られるかな。













日曜の朝、ゴウがすっきり目覚めて、

でもおいらがグダグダベッドにいると

ゴウはおいらを起こしにやってくる。

これがつらい。



大抵は叩かれたり引っ張られたり、

ひどい時はゴウのハナクソを鼻の穴に押し込まれたりする。

ちなみにハナクソ事件は、

いたずらというより好奇心だったようだ。

自分から出てきたもの、入るかな?みたいな。

おいらは怒るより爆笑してしまった。

幸い、再犯はない。



まあとにかくそうやって起こされるわけだが、

今回初めて、腹を舐められた。

べろりと。



こんなことされたの初めてで、

ピンとくるものがあった。



「誰か、ゴウのお腹舐めたの?」



ゴウは言っていいものか一瞬悩むような顔をした。

怒らないよ、と言うと、

白状した。


「トビアスが僕を舐める」





……………。




トビアスについてはここをクリック




トビアスよ………。



確定なのか?


















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お腹だけじゃなくて腕も舐めるんだって。















ゴウは嘘をつかない。

なんでこんなに嘘をつかないんだろう、っていうくらい、つかない。


例えば、おやつの時間にグミを瓶詰めで渡して、

みっつだけ食べていい、と言う。

彼は自分の部屋でみっつ食べて、

おいらのところに来て、もうひとつ食べたいと言う。



母親はいないんだし、好きに食べればいいのに

わざわざ聞きに来る。

こいつ、ちょっと頭悪いんちゃうかな。


そこでおいらは聞く。

いくつ食べたの?

ゴウは正直に答える。

みっつ。

じゃあ、それで終わり。


このやりとりの翌日にも、まったく同じことを繰り返す。




なんでこっそり食べないんだろう。

なんで数をごまかさないんだろう。

もしかしてこの子、超頭悪いのかな。




とにかくそんなわけで、おいらにとってゴウは

うそをつけない可哀想な子である。



先日、同じアパートの男の子が遊びに来た。

まだ二歳半、ゴウの遊び相手にはなれないのだが

彼はゴウとゴウのおもちゃが大好きで

しょっちゅうやって来るわけだ。



ゴウはどうしても一緒に遊びたくなくて

細くドアを開けて

「僕、今日は時間がないからね。遊べないよ」

と冷たく言い放つ。

二歳半の男の子は拒絶されて泣きそうになってる。

ママがやってきて、

「一緒に遊べないのよ、諦めなさい。

ゴウは、今日は病気なのかな?」

とおいらに聞いた。



おいらはなんと言おうか一瞬躊躇した。

その瞬間、ゴウはすごい勢いで


「そう僕は病気なんだ。

お腹も痛いし疲れてて眠らなくちゃいけないんだ」

と、言い放った。






おいら、目がテン。




嘘、つけるんだねえ。




ドアを閉めてから、おいらはゴウに言う。


「今の嘘は、言わない方がよかったと思うよ。

本当の気持ち言う方が、ゴウも気持ちいいと思うけど、どう?」


ゴウはしばらく考えて、

「でも言っちゃったもんね」

と、けろっと言った。





なんて言うかさ。

子供ってしたたか。

うちの子に限って、なんて、絶対言えない。








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油断ならない年齢になってきた。

























二週間下痢が続いている。

普段下痢なんてしないおいらにとってはそこそこの異常事態。

ネットで調べたら腸炎とか大腸がんとか出てくる。

一週間を超える下痢というのは即診察すべきものらしい。



考えてみたら、叔父が癌で死んだのは、今のおいらの年齢だ。

うちは長寿の家系で、米寿くらいは当たり前。

そのなかで叔父が30半ばで死んだのは

天地がひっくり返る大事件だった。

叔父の母である祖母は元より、

曽祖母の嘆き悲しみ様は凄まじかった。

私があの子の寿命を取ったのだと泣き崩れた。



腹痛を訴えて入院し、

胆石と信じて半年で死んだ。

新婚の奥さんとの間には子供がまだなく

それは救いだったとみんなが言った。



当時のおいらは、

生きているうちに子供が抱きたかったのではないか、と

センチメンタルなことを考えたが

今、親になってみて、

死ねない理由は子供だけだ。

叔父に子供がなくてよかった。

マンジロウの子育てはいまいち不安だが、

そういうことではなくて

母親がいないということに、ゴウがどれほど苦しむかと思うと

内臓取り替えるくらいの手術ならいつでも受ける。

頭が禿げる薬だって飲む。



どうせそのうちね、

ばばあ死ねとか言われちゃうんだよ。

でもそれとね、

本当に死んじゃうことは、全然違う。



ゴウが生まれるまでは、なるべく早く死にたいと思ってた。

人間は長生きするとガタがくるし、

家族内でもいろんな問題が生じる。

曽祖母ふたりの死にまつわるいろいろを見たことに加え

祖父母四人がおいらに死に様というものを教えてくれた。

医者に勧められるまま手術を受けたらどうなるか

ばあちゃんが身を持って教えてくれた。




50を超えて癌が見つかったら切開手術はしない、

そう、マンジロウに言い渡したことがある。

あなたはお好きにどうぞ。

でもおいらは、自分の体そのまんまで死にます。



これは今でも変わってない。

けれど。

ゴウのことを考えると、50じゃ足りない。

なんとなく漠然と、子供が親の死をなんとか受けとめられるのは

30以上じゃないかなと思ってる。


いい人生だったよ。

マンジロウには気苦労させられてるけどさ

おかげさまでなに不自由ない暮らし。

ヨーロッパもこんなに旅行できたし、

子供にも恵まれて、

「なんのために生まれてきたのか」なんて考えることもない。

終わることになんの未練もない。楽しんだ。

たったひとつ、ゴウのことを除いては。






病院に行く日、そのまま検査入院で帰れなくなることも想定し

家を片付け、

ゴウのお迎えの計画も立てた。






受診したら……、





抗生物質の仕業でした!






えへ!







思い込みってすごいね!







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ハズカチイ!

























プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

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