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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2025-01

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友達が養子を迎えた。




いきなり話題がそれるけど、養子って「もらう」って言うよね。

おいら、この表現に抵抗がある。

昔は抵抗なかったよ。出産してからだな。

もらう、ってなによ。って思う。

手放した親が、子供を育てられない状況だからといって

痛みもなく放り出すわけないでしょ。

養父母の方だって、望んで待ってやっと出会えた子供なのに

それを物みたいにもらう、って。どうよ。



なので、「迎える」にこだわって書きました。

どうでもいい話なんだけど、ちょっと触れておこうかと。





でも今日はおいらの友達の話を書きたいのよ。

彼女は中国人。日本に住んでる。

日本人の男性と恋をした。

子供の頃来日したので、発音は完璧ではないものの

かなり日本語はできる。


彼は、大阪に住んでいるけれど、

実は地方の、代々特定郵便局を経営してきた名士の跡継ぎ。

当然実家は大騒ぎの大反対。


逆に、中国人の友達の家族は

「よくぞ玉の輿をゲットした」と大賛成。

絶対手放すな、と娘を脅す始末。



おいらの友達、仮にRちゃんとしよう。

Rちゃんと彼氏は、どんなに反対されても別れず、

結局、「ふたりでちゃんと家を継ぎます」と宣言して

結婚した。


おいらはこの「ふたりでちゃんと」を聞いて、

実はがっかりした。

Rちゃんはフランスのソルボンヌ大学に留学までした才女だ。

その気になれば、どこでも活躍できる女性なのだ。

彼にはむしろ「家督は弟に譲るから好きにさせろ」と

家を飛び出して欲しかった。

弟を思いやったのかもしれないけどさ。



二人は3年、大阪で暮らした。

でも、実家からの再三の要請があり、田舎へ戻ることにした。


問題は、子宝に恵まれていなかったことだ。

Rちゃんのママの押しがあり、

二人は結婚直後から不妊治療にあたっていた。

まだ高齢出産というわけではないし、

すぐにできるだろうに、なぜ急いで治療を、と思ったけど

どんなにがんばっても、子供はできなかった。

理由はわからない。

いやもしかしたら、わかっているのかも。

でもそんなの、周囲に言ったりしないよね。



子供ができないまま、田舎の名士の家に入る。

これがどういう意味を持つか、わかるかな。



一生、おばあちゃまや、姑舅の介護に明け暮れ

ちょっと外出するにも口を出され、

自由をかなり制限される生活が続くということ。

しかも人種という、どうしようもない部分で

「家」には気に入られていない。

奴隷同然の生活を想像するのはおいらだけだろうか?


Rちゃんのママも、それを心配したのだろう。

だから不妊治療をさせたのだと思う。

子供がいれば、

それだけで場が明るくなるし

子供関連の外出や付き合いは認められ

「嫁」だけでなく「母」として存在できる。

必要な人間になれるのだ。



こうやって考えると、子供ってすごいな。



Rちゃんて、頭が良くて、おっとりした感じの女性なんだけど

大国から渡ってきて苦労しているだけあって、

なかなかちゃっかりしているというか、したたかというか、

「すげえ」と思うことも多い。


苦労が目に見えている「嫁入り」を

進んで受け入れているのは、

多分彼女も「名士」になりたいのだと思う。

彼と付き合っていた時も、彼が好きというよりは

「育ちがいい」とか「山を持ってる」って話が多かったしなあ。



でも子供はできないし。

実家は痺れを切らしてるし。

どうするんだろうか、と思っていたら、

「子供ができました!」と連絡があった。

5ヶ月の女の子だった。

「いつ????」と思ったら、養子だと言う。



あー、よかったなあ。

本当にそう思った。

うれしそうなRちゃんの笑顔。

目の大きな、かわいいあかちゃん。


舅姑はなんて言ってるのかね?

中国の血が混じらなくて、いいわって言ってるのかな。

それとも先祖代々の血筋が絶たれたと思ってるのかな。



養子って、まるで子供を授かるみたいなものだよね。

どんな子がいいかって選べない。

性別も、容姿も。

(選べるなら、男の子を選んだろうね、二人は)


縁があってやってきてくれた子を受け入れ、育てる。

自分で産んだかどうかなんて、

きっと全然関係なく、愛するよ。

愛さざるを得ないよ。

だってかわいいんだもの。

親を必要としているんだもの。


Rちゃん、よかったなあって思うと同時にね、

こんなかわいい子を手放した親の気持ちを、おいらは思う。

つらかったろうな。

でも、偉いよあなたは。

中絶する道もあっただろうに、

きっと周囲に反対されながら、それでも産んでくれたから

Rちゃんも、あかちゃんも、

今は幸せでいられている。



育てられないなら、中絶したほうがいい。

幸せにできないなら、中絶したほうがいい。

おいらも昔はそう思ってた。


でもね、やっぱりね、

おなかの中でピコピコ動いてる胎児を見てたからね。

そして生まれてきたあかちゃんの、

あの圧倒的な生命を見ているからね。


育てられない状況で産んでも、

ちゃんとこうして、必要としてくれる人のところに

介してもらえるんだな、って、

前から知ってはいたんだけども、

実例を見て、いろいろ考えた。


女の子は、これを知るべきだね。

学校で教えるべきだよ。

子供を作らない方法を教えるなら

同時に、それでもできたら、こういう方法があるって

教えるべきだよ。






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書いてるうちに方向がずれ、まさかの着地点。
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おいらは基本的に子供を欲しいと思っていない人間なのだが、

過去に一度、「この男性の子供が欲しい」と思ったことがある。

おいら史上、もっとも愛したといって過言でない男だ。


でもね。

ゴウと過ごしていると、

誰の子供ってことじゃなく、

いや、誰の子供であろうと、いとおしいなあと、思う。


おそらく、おいらの子供でなくとも、いとおしいだろう。

妊娠中のことや、出産のことを忘れたわけじゃない。

あれは貴重な経験だった。


でも、ゴウがかわいいのは、おなかを痛めたからじゃない。

終わらない夜泣きに、我慢を続けて付き合い、

離乳食作りに心を砕き

毎日だっこして、ほっぺにチュウして、スキスキって言って

泣いたらあやし、

笑ったら喜んで、

そうやって一緒に過ごすことで

愛情が芽生えているのだと思う。


ゴウ以外の子供なんて意味がないと思うのは、

過ごした一年という時間のせいだ。

おいらやマンジロウの遺伝子を継ぐからではない。



一歳おめでとう、ゴウ。

生まれてきてくれてありがとう。





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友達が養子を育てることになった。実子と何一つ変わらない愛情が沸くことだろう。
ちんちん。ついてるね。男の子だもんね。

ゴウのちんちん。

図体はでかいんだけどさ。

どう見てもね。小さいね、ちんちん。


おいらの知ってる赤ちゃんのちんちんは、弟のやつ。

弟のちんちんも、小さかったけど。それより小さいね。


おいらの知ってる、もうひとつのちんちんは、いとこのやつ。

弟よりひとつ下なんだけど、

赤ん坊の時から、黒くてでかかった。

幼心に、グロイと思ったなあ。


まあとにかく、ゴウのちんちんは、おいらの知る中では最小。


だからそう言ったわけ。マンジロウにね。

「ゴウのちんちん、ちっこいね」


大激怒でした。


「まだ赤ちゃんなのに! 小さくて当たり前でしょ!」

珍しく本気で怒ってました。



ねえマンジロウさん、なんでそんなに怒るの?

おいらちっともわからないな。




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そのうちおっきくなりますように。
マンジロウをののしるんじゃないよ。

マンジロウ「が」ののしるんだよ。

おいら「を」じゃないよ。残念ながら、そういう面白い展開ではない。


ゴウが生まれてから、マンジロウは家に仕事を持ち帰ることが増えた。

それはまあ、いいとして、

彼は英語で仕事をしているわけなので、

メールチェックや返信で時々独り言を英語で言う。


そして言うのだ。

クソと。英語で。



つたわるかなあ。この滑稽さ


日本人なんだよ。

それが、英語でののしるわけですよ。

クソだけじゃなく、ビッチの息子、とか言うわけですよ。

わーお、って思うよ、実際聞いたら。


はずかしいっ おいらはずかしいっ


日本人なのに英語でののしるのなんてっ




なんていうか、ちょっと海外にいっただけで

帰国しても「ウープス」って驚く学生みたい。


笑っちゃうよ、ほんと。

彼は本気で怒ったりショックを受けたりしてるんだけど、

聞いてるほうは

「えええ?? 今なんつった?
ぷぷぷっ ひょえー はずかしー」

と、噴き出しちゃう。


一応、指摘してみた。

「マンジロウ、ゴウもいることだし、そういう汚い言葉は使わないでね」

本心は、

そんな間抜けな言葉は使わないでね、である。


「えっ、俺、そんなこと言ってた? 気をつけるよ」

と、無意識を装うマンジロウ。


本当に無意識かな~

かっこいいとか思ってんじゃないの~

クソはともかく、ビッチの息子なんて、無意識に出てくるか~?


おいらはマンジロウに恋などこれっぽっちもしてませんが

100年の恋も冷めるな、この恥ずかしさは。と思います。









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やはり日本人は恥の文化ということで。
おいら、不平不満があっても言わないのね。

ほら、あれよ。

いきなり離婚届つきつけて、

夫が目を白黒させてる間にスーツケースもって出て行くやつ。

アパートもすでに借りていて、

仕事だって見つけてあるという、あの「夫だけ青天の霹靂離婚」。

そういうことをするタイプ。


ゴウを産んでから、

すっごい不満が溜まっていたんだけど、

耐え忍んでいたおいら。


でも、さすがにキレました。


なんでかというと、おいら、忙しすぎるわけ。


朝起きて、マンジロウの弁当を作ってると

ゴウが起きて急いで授乳、

着替えさせ、朝ごはんを食べながらゴウの相手。

離乳食の準備、それから食べさせて、今度は自分の昼ごはん。

ゴウを昼寝させ、

洗濯や掃除や洗い物、終わらぬうちにゴウのお目覚め。

ゴウの離乳食。

散歩にいったり、買い物にいったり、

夕食の準備と離乳食の準備。

ゴウをお風呂に入れて、離乳食をあげる。

ゆっくりゴウを寝かしつける時間が取れなくて

夕食作りながら、ゴウの相手をし、

合間にお風呂の掃除をし、

洗濯物をたたみ、

マンジロウが帰ってきて夕食して、

ゴウを寝かしつけ、

そしたらね、もうへとへとなわけ。


おいらも一緒に寝てしまったりするわけ。


でも寝ちゃだめだ、夕食の片付けして弁当の準備しなくちゃ。


と必死で起きるわけ。


だけどゴウは夜中も3時間おきに目覚めて泣くから

早く寝ないとおいらも体力もたなくて

ああ、片付けいっぱいあるな…とうんざりする。


そういう時に、マンジロウがお茶を飲みながらテレビ見ててね。

キレました。



「あのさ。

おいらが一日中働いてるの、マンジロウ知ってるでしょ。

お茶なんて、飲む暇もないんだよ。

一週間に一回でもいいから、

夕飯の片付けくらいしてよ」


マンジロウ、慌てて片付けしてくれました。


そんでね、

「これから夕食の片付けは俺がするからね」

と言ってくれまして。

離婚届は、しばしおあずけ。


だけど、やっぱりムカつくマンジロウ。


「前に家事を分担しようかって聞いたときに

あいざぁがいらないって言ったから…」

と、なんでもかんでも、おいらのせい。


いや、あれは妊娠するずっと前だよね。

今は状況がまったく違いますけど。


正直な話、

こっちがキレる前に手伝ってほしいよ。

そのほうが精神的にずっと良い。






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気の利かない男はキライ。
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

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