ヨーロッパにはBIOという規格がある。
簡単にいえば、無農薬有機栽培。
主に野菜をイメージするだろうけど、もちろんそれだけではなく
コーヒーや紅茶から、砂糖塩コンソメのような調味料、
ソーセージや豆腐のような加工品、
もちろん肉や魚にまで及ぶ。
BIOしか置いてないスーパーも存在していて、
ちゃんと普通のスーパーと同じような品揃えを可能にしている。
もちろん、BIOは高い。
野菜は、それほど高くはないんだけど
肉は市場の3倍以上の金額。
おいらは安いものが大好きだけど
理由がある高いものは、
その理由、つまり価値を買うわけだから
実はBIOをよく買う。
ドイツ人に限らず、
BIOを買わない人が言うには
「以前偽物のBIOも出回ったし
BIOだから絶対大丈夫ってわけじゃないから
買わない」
ということらしい。
おいらからすると、
この言葉って
「BIOを買いたくない」っていう気持ちが先にあって
その言い訳のように思える。
何で言い訳なんかするのか?
BIOを買わない、ということが、やましい気がするから?
おいらは、
BIOを買わない=健康や自然に無関心、とは思わない。
BIOにこだわらないのは、それはそれでアリだ。
市場でだって国産野菜は買えるし
信頼できる肉屋なら美味しい肉も手に入るだろう。
値段に厳しいおいらがBIOの野菜や肉を買うのは、
BIOスーパーの店員さんがとっても感じよかったり
実際問題、バツグンに味が良かったり
マンジロウが農薬や遺伝子組み換えにうるさかったりするから。
選ぶのはそれぞれの自由だし
それぞれの価値観で選択できるように
市場は開かれていると思う。
BIOだからハイソだとは全然思わない。
むしろBIOにとらわれすぎてるひとって、ちょっとイタイと思う。
ただ、おいらは
無農薬有機栽培の野菜が
日本よりはずっと手軽な金額で簡単に手に入ることに
とても満足している。
たまに「BIOの商品を買ったほうがいいんだろうか」って
相談されるんだけど
迷うようなら、必要ない。
だってこれは単純に嗜好の問題だから。
農薬だってね、水で洗って煮炊きしたら
まず残ることはないらしいよ。
特にドイツは基準が厳しいから、全然平気。
ドイツではおいら、だいたいBIOを買うけど
でも日本だったら、
国産の野菜、くらいのこだわりしかない。
日本って、だって新鮮な野菜が手に入るもん。
ドイツの野菜は…
なんでこんなに、しなびてる野菜を平気で売ってるんだろう?
移動市場の野菜は、なんとか新鮮。
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