ドイツ語には女性名詞、男性名詞、中性名詞というのがある。
これがもう、ほんと、全てを難解にしている元凶。
全ての名詞を女性か男性か中性か、覚えなくちゃいけない。
(でもドイツ人も時々間違えてる)
それによって冠詞が変わり、助詞も変化するし
代名詞も変わるから、ネイティブのドイツ人と話すと
分かってないと話についていけなかったりする。
もちろん、おいらのようなガイコクジンと話すときは
ドイツ人のほうがわきまえてて、
代名詞を使わなかったりしてくれるんだけどね。
ところで
たぶん、日本人なら不思議なはず。
新しく生まれた言葉は、どうやって女性か男性か中性か、決めるの?
この疑問は、おいらはドイツ語を勉強し始めた時に浮かんで、
すぐにドイツ人に質問した。
答え:これを決める公的機関が存在している。
なんて無駄な機関なんだ!
って思ったけど、よく考えたら、
日本にも
常用漢字を決める専門機関(専門家?)がいるよね。
それとおんなじようなもんだわ。
以後、おいらには新しい疑問が芽生えた。
ある日突然、公的なナニガシが「これは男性名詞」って決めて
それがうまく流布されるんだろうか?
でね、このたび、びっくりする話をきいた。
コカコーラ。
コカコーラってdieなのよ。女性名詞。多分。おいら的には。
辞書を見たことなかったんだけど、
みんな女性名詞を使ってる、と思ってた。
そしたらさ。びっくり。
正式にはdas中性名詞なんだって。
でもかなり沢山の人がdieって使うから
なんとなーくdieもまかり通っちゃってるらしい。
辞書を引いてみたら、たしかに!
dasって書いてあって、(die)とも書いてある!
そうだよねー。
全部思惑通りにはいかないよねー。
言葉は生き物だもんね
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