もらいゲロってあるでしょ?
あれと同じでさ。
もらいウンチってあるよね。
はい! 今日はこういう話なので苦手な人は帰った帰った!
ゴウはおいらが手塩にかけて育てたのだが
どうもいろいろ失敗している。
その一つが、外出先では一人でウンチができない、である。
もう四歳なのに。
ドイツの便器って高くて大きいから、
子供だとハマりそうになるし
よじのぼんなきゃいけないから、消毒だってしたいしさ。
いつもおいらが同行して便器消毒して支えてたわけ。
家のトイレでは一人でするようになったけど
レストランやお友達の家では、同伴が必須。
レストランはともかく、お友達の家では一人で行って欲しい。
何が問題ってさ。
ゴウのウンチに付き合ってるとさ
おいらも時々、したくなんのよ。
家ならいいよ、トイレ二個あるからさ、
ぱっともう一個のトイレ行けばいい。
でも外のトイレでこれは厳しい!
ゴウをなだめすかし、隣の個室に駆け込み
泣きわめくゴウの声を聞きながら手早く戻る。
特殊訓練受けてるみたいだ。
ゴウがきばってるの見て、無意識に下腹に力が入ってるのかな?
理由はわかんないんだけど、
本当マジで困る。
ゴウは知らない場所のトイレが不安でおいらを同伴するわけだから
おいらがパッといなくなるのは
それはそれは怖いらしい。
年末、日本に帰った時に、
うちの実家でゴウはウンチをした。
当然、母を伴ってである。
相当不安だったのだろうか、何度も
「お母さん、ウンチしたい?」
と聞いてきた。
「ううん、今はしたくない。不安なの?」
「違うよ、心配してあげてるの」
やはりいろいろ子育てを間違えている気がする。
おいら、心配してあげてる、なんて言わないと思うんだけど。
「お母さんがウンチしたくなったら、僕一人になっちゃう」
「うん、でもここじいじの家だから
お母さんがウンチしたくなったら、誰か来てくれるよ。
誰がいい? じいじ? ばあば?」
ゴウはうーんときばりながら、こう言った。
「それについては、後で話そう」
母、苦笑。
大人なんだか、子供なんだか。
毎度毎度、こんなネタですみません。
PR