おいらは、ゴウを溺愛している。
そりゃあもう愛している。
でも、ゴウはわが子として可愛いけれど、
パンパースのＣＭに出るような美形あかちゃんではない。
そういう客観性は失わないように、
この1年ちょっと、子育てしてきたつもりだ。
かわいいなあ、かわいいなあ、でもぶさいくだよね。
そう思っていた。
思っていたのだ、本当に。
今まで数回、おいらはゴウの写真集を作って、
マンジロウ父母や実家に送っていた。
かわいいと思う写真を選りすぐっていたわけだ。
今回、パソコンのデータを整理していて、
写真集を作った写真データを久々に見た。
選りすぐりのはずの可愛いわが子は……
カッパだった！！！
びっくりしたよ…
はげてた。てっぺんが。
でもそのはげが、カッパ的だとは全く気づいていなかった！
頭部だよ？
気づかないわけないじゃん。
なのに本当に見えてなかった。
かわいい目とか鼻とか口とかしか見てなくて
薄い頭部はスルー。
薄いってことは知ってたんだよ。
でもね。
薄いことがマイナス点だとは全く思ってなかった。
そういうのは関係なくかわいいと思ってた。
いやぶさいくだと思ってはいたんだけど…
口では言いつつ、本気では思ってなかったのかな。
いやー、カッパはショックだった。
カッパで写真集作ったのにもびっくりだ。
久々に仕事してちょびっと収入。これでゴウの極寒対応コートを買おう。カッパでも愛しているのだ。
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