いつごろからか、ゴウは眠る時、
おいらの首筋に両腕で抱き付いて、ひたいをくっつけてくる。
息がかかる距離である。
初めてこうされた時、
もうまさしく
胸キュン だった。
かわい~~~って思ったし、愛されてると思ったし、
もういとおしくて幸せで、身震いしちゃうほどだった。
おいらも何回か、オトコと夜をともにしたもんだが、
こーんなにウッキウキでホットな夜はなかった。
おいらってばなんて幸せ者かしら。
と、思っていた。
が、しかし。
そう、おいらは3ヶ月付き合うと飽きる女だったのだ。
かなり長い間、3ヶ月以上恋愛関係を続けることができなかった。
もちろんわが子と恋愛はちがう。
ちがうのだが。
もうねえ。
このラブラブな夜がねえ。
ちょーっといやになってきちゃったの、おいら。
徐々に長くなってるんだよね、この儀式。
おでこくっつけて、おいらは子守唄うたって、
ゴウはおいらの耳たぶをモミモミモミモミ。
おいらがちょっとでも動こうものなら、
強引に首をぐっと引き戻される。
寝入るまで、おいらはずーっと同じ体制。
これが最近は30分続く。
いつか、彼は一人で眠ってくれるんだろうか。
あんまり早く大きくなってほしくない。
でもさっさと大きくなってほしい。
マンジロウとはノーコンタクトで就寝
PR