うちの母は、玄関に花を植えている。
プランターをいくつも並べて、気ままに園芸を楽しんでいる。
とはいえ貧乏なので、
高価なしつらえはしていない。
おそらく園芸のあらゆるグッズは、そんなに高くないであろうが
貧乏人というのはどこまでも倹約にいそしむものなのだ。
暑くなってきて、日中は窓を開けている。
玄関に近い窓も開けている。
目隠しがあるので、見えないから全開。
今日、通りを行く人の声が聞こえてきた。
まだちゃんと喋られない幼児と、おばあちゃんかなあ?って声。
幼児「きゃーあ、きゃーあ」
祖母?「きれいねえ、おはな」
幼児「んーん」
祖母「うん、
わりばし」
orz………
そう、おいらの母は支柱の代わりに
堂々と割り箸を使用。
金がないってこういうこと。
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