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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-04

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前回の「やっぱ本を読むのがいいんだろう」という

目新しさもなにもない結論に達した、文章上達法。

いただいたコメント読んでて

「そういや大事なことわすれてた」

と、前回の記事は何だったのかという話の展開。




おいらの、二年生の時の担任が詩人で

やっぱり絵本しか読めないおいらを心配したのと、

おいらが登校拒否を起こしたのと

先生あのね帳に物語を書き連ねる異常性を危惧したのとで

彼女はおいらに、物語をあのね帳ではなく

別に書いてくるように言った。




そこから、おいらと彼女の長い交流が始まった。

4年生の時、彼女が他校に赴任しても

おいらは物語を郵送し続けた。




おいらの書く物語は稚拙で、

読むに耐えないものばかりだったが

彼女は根気強く読み、感想をくれた。




おいらが様々な小説を読み出した頃、

「彼女は真珠のような涙を流した」

と書いた。

言うまでもなく、パクリである。

でも彼女はその部分にわざわざ線をひき

花マルをつけてくれた。

当時はそれがいい文章なのだと嬉しく思ったが

今ならわかる。

模倣こそが文章上達の近道。

模倣を始めたことを、彼女は賞賛したのだ。




この迷惑な行為は中学にはいるまで続いた。

彼女には本当にお世話になったというのに

もうどこでなにをしているのかもわからない。

先生、本当にありがとう。

結婚するまで生きてこられたのは先生のおかげです。

貧乏だけど生きていけるだけ稼がせてもらいました。




つまり。

本を読むのはインプット。

書くのがアウトプット。

「うちの子本の虫だけど、文章書くのはイマイチ」

といろんな方がコメントくださったが、

それこそアウトプット不足だ。

なるほどねー。

盲点だったわー。

アウトプットかあ。




さてこれをゴウに応用するにはだ。

む、難しい…。

だって、子供なんて作文とか嫌いだしさ

どうやって文章を書かせればいいんだろう?

先生のように添削そのものはできるとしても、

真珠の涙なんて書かれたら、

おいら思いっきりバツつけちゃいそう。

その年の、発達段階とか考えられない。

書くのが好きというか

おいらは書くしか当時自己表現できなくて

とても自然に書いていたわけなんだけど

これはもう持って生まれたもんだよね。




うん、ゴウに応用するのは無理だな。





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思い返すとかなり異常だった幼少期、まともに育ったなあ、おいら。



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語学と似てる?
何となく読んでておもったんだけど、あいざぁさんのいう、アウトプット、って外国語話せるようになるのと似てるかなあ?っておもいましたよ。おしゃべりな人は語学の上達が早いって言いますよね。これと一緒で人に言いたい事がいっぱいある子は書くのも上手になるんじゃないかと。一種の表現方法だから。でもまあ、活字に興味はないとだめだけど。語学のテストの点数がよくても言いたい事がないと、実際話せない。
国語が得意で作文はできても言いたい事が頭の中にないとやっぱ書けないでしょう。

だから、子供はまず心を育てないと。あいざぁさんが学習障害?があったのかはわからないけど、いいたいことがいっぱいあるお子さんだったんでしょうね。

だけど先生あのね帳ってかわいいなあ、、、。
大先輩 2013/04/30(Tue)06:14:37 編集
うんうん、激しく同意。
公開遅くなってごめんなさい。理由はまた記事にします。
語学も確かに、話すチャンスがないと上達しないですよね。おいらは大学で第二外国語が中国語で、中国語で作文書かされて、呼び出されましたもん。「中国語ができる子はいくらでもいるけど、この内容を書けるのは理解できない、相当の語学力がないと無理だ。中国帰国子女か二世か、その割には中国語が下手だし、なんなんだコイツ」という呼び出しでした。気に入られちゃって、研究付き合わされたなあ。中国人の先生でした。大先輩もはなしたいこと。いっぱい持ってる人ですよね。
【2013/05/06 15:47】
無題
 読書が趣味みたいな両親の子供は、小学生が終わる頃まで、本をあまり読まない子でした。家にたくさん本があるし、絵本の読み聞かせもしていたのですが・・・。小学校を卒業する頃から、読書を自発的に浴びるようにする子になりました。
 自己表現をする方法として、筆者から言葉を与えられているようです。
 あいざぁさんの文章、簡潔で、よどみなく読めるので、ファンです。読みやすい本って、頭の中で音読して気持ちよく感じられるのですが、ベストセラーだからといって、読みやすいと感じるわけではなく・・・。温かさや、熱さ、人情が文面に表れているからだと思います。
 ゴウくんも、あいざぁさんの影響を受けて育っているはずなので、書くことに興味が向うときが来ると思います。楽しみですね。
アメフリガエル 2013/04/30(Tue)14:07:14 編集
なるほどー
公開遅くなってごめんなさい。
やっぱり、適した時期があるんでしょうね。親がやきもきしたって、しかたないというか。親ができることんんて本当に少ないんだなーって思います。もう、見て、勝手に好きなようにやってもらう、しかないですね。
【2013/05/06 15:49】
わかんないですよぉ~(笑)
子育てが終盤の私が思うのは「子供の才能を親は見抜けない」事が多いって事です。
ウチの長男はスポーツ青年だと書きましたが兄弟の中では一番運動神経が悪いです・・・が今は一応トップリーグの競技に参加してます。それに彼は超音感悪くて。ピアノを教えたかったのに、小1の時に「ド」が覚えられずに断念。でも結局小4から弟に触発されて始めて、10年習った弟より上手です。と、上の子の話ばかり書きましたが下の子にもそれぞれあって。
要は、きっかけと・・・後は「褒められる事」でしょうか。しかも他人から褒められるほど効果を発揮しますよね。出会いときっかけさえあれば、子供って色々な思いもかけない方向に進むと思います。
まぁ・・・プロになるには才能が必要でしょうが。
お囃子 2013/05/02(Thu)15:35:52 編集
もっとききたーい
公開遅くなってごめんなさい。
でもめっちゃおもしろい!やっぱり、経験者の言葉は重みが違う! そっかー、そんなこともあるのかあ。もうぜひしたのお子さんたちの話も教えてください。
【2013/05/06 15:52】
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

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著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


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