忍者ブログ
お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2024-04

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ゴウを育てていて、ライターにしたいなんてちっとも思わないけど

文章をちゃんと書ける子にしたいな、と思う。

一応、これだと思う絵本は揃えてるけど

そもそもおいらってどうやって文章うまく書けるようになったんだっけ。

(自分で言うかーとおいらも思ったよ。

 破綻していない文章が書ける、ってことで)





いや正直なとこ、文章って基本を抑えておけば誰でも書けるんだけど

上手い人は、それが早い。

たいして考えずに書いても文章になるから

作文にしろ小論文にしろ会社案内にしろインタビューまとめにしろ

早く書ける方が断然いいわけ。



もしライターになるならば、

このスピード感は重要。

それはつまり、時給換算した時の差になる。

その原稿を30分で書くのか、二時間かかるのか。

おいらのブログは流し書きだから、

うまかったり、仕掛けがあったりしないのだが

お金をもらう場合は仕掛けもするし

時間をかけだしたら、どこまでもかかってしまう。

書くセンスというものが、ものすごく重要。




文章って基本は模倣だから

やっぱ読むことが重要なんだろう。

それをおとなになってからやっても、時間がかかりすぎる。

だからちびっこの頃から、洪水のように与えるのがいいと思う。




おいらは、10歳まで絵本しか読まない子だった。

母親が、学習障害だと思って担任に相談し、

おいらは、小学校に併設されてた私設図書館の司書さんに

預けられることになった。



読書指導、みたいな?



彼女はおいらに、年相応の本を与えなかった。

だから、学校一本を読んで表彰されるようになった時でさえ、

「かいけつゾロリ」や「ずっこけ三人組」みたいな、

中学年の子が好む本を一冊も読んでなかった。

正確には、読めなかった。

だから絵本しか読んでいなかったのだ。

本は読みたいのに、読めなくて、だから絵本を読み続けていた。




司書さんは、髪が多くてもっさりした印象の中年女性だった。

ろくに会話した記憶はない。

最初に読まされたのは、なんだったろう。

芥川やら漱石、梶井あたりは気づいたら読んでた。

けどさすがに10才では無理だよなあ。

栗本さんとか素子さんも読んだ記憶があるな。

あれは何歳だったっけ?

最初は灰谷さんくらいかなあ、あとは金子、宮沢かなあ。

まあとにかく、おいらは洪水のように文章を与えられ

その全てを飲み込んでいった。





彼女の与えてくれる本は、おいらにとって驚きの連続だった。

もっと読みたいといつも思っていた。

図書室で本を受け取って、

ランドセルを忘れて、本を読みながら帰ったくらいだ。





その中で印象に残っている一冊が、神話の本だ。

イザナミ、イザナギでおなじみの。

スサノオとかヤマタノオロチとかのやつ。

ゴウには早いと思いながら、

前回の帰国で買ってきた。





ゴウには早いと思ってたので、

今まで読んでいなかったのだが、

絵本魔人のゴウは「初めての本がいい!」と言い出し

先ほどこれを読むことになった。

ゴウには難しすぎる言葉遣い、

内容も当然理解できないし

けっこうおどろおどろしいから、説明も気が引ける。





でも読んでて、ああそうだ、なんかこういうの読んだわ、って

懐かしくなった。

あの「読む」ことへの情熱って

なんだったんだろうなあ。

完全な中毒だったわ、あれ。





ゴウもなぜか本が気に入り、

寝付くまでずっと読み続けた。

ゴウが寝たあとも、おいら、読み続けた。





やっぱり、10代前半でがっつり読ませるのは

すごくよかったのだと思う。

そのためには、幼児期から読書習慣をつけさせるのが

得策のような気がする。





でも。

本を読みふける男の子ってどうかな。

それより校庭を走り回って欲しいなあ。

ああ、母心は複雑。





けど、神話はやっといたほうがいいですよ。

日本人のルーツだから。

海外出た時に、説明できないといけないし

結局これは聖書みたいなもんだから

日本人なら知っておかなくちゃいけないレベルのもの。

自分たちの民族の伝承ですから。



上の本は、松谷さんの本の中では好感のもてる文章。

読みやすいです。

難しい用語は説明もあり、

現代の日本の地名と照らし合わせてたりして

理解しやすい。

ま、幼児には向きませんが。





にほんブログ村 海外生活ブログへ  
マンジロウ? だれ、それ。



PR
この記事にコメントする
お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
我が家に、本の虫がいます。

子供の頃には、自宅で読むものが無くなって
百科事典までも読破したとか・・・。

私の夫です。
知識量は半端ないですが、文章を書くのは
あまり得意ではないようです。

文章を書く事において、本を読まないよりは
読んだ方が、絶対にいいとは思いますが
読んでいる本人の、読み方?に
関係してくるのでは?と、思っています。

夫の読み方は、どちらかといえば
情報収集に近い気がします。

だから、読むのも早い

純粋に、文章を楽しむ様な読み方をした方が
書く事にも、反映されてくるのかも知れないと感じています。

私個人の見解です(笑
よめちゃん 2013/04/25(Thu)07:27:22 編集
意外
そういうケースもあるんだ!なるほどー。多分それは読みかたではなく、アウトプットしなかったからです。書かなかったんでしょう、彼は。このコメントで思い出したけど、そういやおいらは、小学二年生の担任が詩人で、やっぱり絵本しか読まない学習障害の件で、ひたすら書かされてました。作文に物語に、おいらだけずーっと、授業に関係なく。あそっか、あれがよかったのか。
【2013/04/25 16:21】
無題
私も息子に小さいときは寝る前に昔話しを読んで聞かせてたなぁ。その甲斐あってか今では息子の部屋中本だらけ(漫画多数含む・・)

ところで「学校一本」ってなぁに?
nonobu 2013/04/25(Thu)11:23:09 編集
おっと
学校で一番、本を読んだって書きたかったのです。たしかに一本って読めるわ。
おいらの小学校には図書室の貸出履歴の多さで表彰がありました。今もあるのかな?
【2013/04/26 14:33】
我が家には当てはまらず
長男は死ぬほど(大袈裟)本を読み聞かせしましたが、じっと座って聞いている事が出来ず「ADHD?」と思ったほどです。社会人になった今はラノベと漫画は読みますが、一般的な本はあまり読まず、スポーツ青年となってます。
少し読み聞かせした次男は大学生ですが、色々な本を読みます。いつも文庫本がカバンに入ってます。ほぼ読み聞かせゼロの末っ子は本の虫です。同じ本でも気に入れば5回も6回も読むし、図書館に居るのが至福のひとときらしいです。

でも、文章を書かせたら皆横並び(笑)
これは音楽やスポーツと一緒で、小さい時から英才教育をしたからって全員が一流選手や演奏家になれる訳じゃないみたいな?
ある一定のレベルには達すれど、その速度や到達レベルは個人差があるじゃないですか。

語学もそうだと思うんですが、持って生まれた才能や勘って部分が大きいのかなぁ?と思います。
お囃子 2013/04/25(Thu)23:47:11 編集
えー!
すごい、三パターン検証済み。しかも被験者はDNA近いんだろうし、面白いですね!でもスポーツ青年もステキ。やるだけやってみて、ダメなら潔く引くべき、ってことかな。横並びには笑った!
【2013/04/26 14:37】
思い出の本
私はとっても本をたくさん読む子供だったんですけど、子供の頃に読んだ本を、子供を産んだ今急に思い出して読みたくなる事があって。

どうしてもタイトルが思い出せなかったんだけど、「目の見えない子供がいきなり見えるようになった話」と、ぐぐったらいきなりどんぴしゃ。
「ビビを見た!」でした。知ってます?

うちの子供達にはまだ難しいけれど、読んであげると喜ぶ喜ぶ。多分、絵もとっても興味深いからかもしれません。

子供の絵本って今見ても面白いものばかり。文だけで始めないで、いい絵と文章が組合わさると相乗効果みたいなのがあるんでしょうね。

そう意味で絵本をたっくさん読んだあいざぁさんはものすごく正しかったのではないか、と。それがあったからこそ、本への情熱が目覚めたのではないかとも思いますよ。
大先輩 2013/04/26(Fri)06:01:25 編集
うわっ
知らないなあ、とぐぐったら、絵を見て鳥肌たちました。知ってるこれ!完全に忘れてたのに、錆び付いた扉を無理やり開けるみたいな衝撃が…思い出したショックっていうより、内容を思い出したからかも。いかん、これは買わねば。
【2013/04/26 14:44】
無題
読むのももちろん大切ですけど、やっぱり慣れですよ。私も文章書いていてそう思います。もちろんセンスもありますけど、別にプロ目指すわけじゃないなら、そう大事じゃないでしょう。
子育て大変なこともたくさんあるでしょうが、頑張って下さい!
田中 2013/10/24(Thu)09:08:15 編集
そうですねー
ありがとうございます。がんばります、って、あんまりがんばりとは無縁かな?
【2013/10/25 07:22】
プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

☆☆★★☆☆☆☆☆☆

このブログはリンクフリーです。
気になる記事など自由にリンクしてください。
ご報告いただかなくても大丈夫ですが「貼りました」と連絡もらえれば、遊びに行かせてもらいます。

著作権はあいざぁにありますので、勝手な引用は禁止です。勝手なリライトはおいら泣いちゃうのでやめてください。書き直して酷い文にされることほどツライことはないです。


★★☆☆☆☆☆★★

コメントは大歓迎です。このブログでは承認制を取っています。
広告コメントはあいざぁの自分勝手な判断で削除しています。ごめんね。
ad
おこづかいモニター
ここから登録するとボーナスポイントもらえるよ
マクロミルへ登録
換金手数料がかからないから効率よく換金できるよ
忍者ブログ [PR]
by 桜花素材サイト様