前にもちょっと書いたけど、
マンジロウ父母は、
本来であれば
自分たちの家においらを滞在させたかった。
おいら的にはありえない、この選択肢。
だけど彼らは本気でそう思ってた。
マンジロウ父は、おいらが家にいるとなぜか楽しいらしく
それに孫が生まれたら毎日そばにいられるし、
そういう意味で一緒に暮らしたかったんだろう。
でもマンジロウ母は、
「嫁にきてもらったのだから、そうするのが当然」
と考えているようだ。
つまり、おいらと一緒にいたいとか、そういうんじゃなく
義務だと。
嫁の義務でもあり、姑の義務でもあるんだろう、きっと。
だから、マンジロウ母は、
おいらが実家に滞在してることを、
非常に申し訳なく思ってるようだ。
彼女はおいらの理解をはるかに超えた、
よくわかんない思考回路の持ち主だ。
基本的にはいい人なんだよ。優しいしね。
だけど時々、????と思うことがある。
おいらが帰国してからの電話攻撃もそう。
どうしても言いたいらしい。
「うちがあいざぁさんのお世話をしなくちゃいけないのに
ご実家にご迷惑をかけて申し訳ない」
という一言を。
これはつまり、
「私にはちゃんと常識があって、ものの道理もわかっているけれど
本人の希望があったから
今こういうことになってるんですよ」
っていうアピールだ。
だから一回言ったくらいじゃ気が済まない。
しょっちゅうかけてきて、こういう事を言う。
それは、まあ、いいじゃないか。
問題はだね。
そう、これが不思議なところ。
うち、キクばあちゃんが闘病生活を送ってて、
おいらの母親は病院に付き添ったり、
食事を作りにいったりで、
結構大変な生活を送ってる。
だから、マンジロウ母はそれを気遣って
なぜかハルばあちゃん(父方のばあちゃん)に
電話をかけてくる。
これがおいら、さっぱりわからんのよ。
ハルばあちゃんに
「あいざぁさんをお預けして申し訳ない」
って言ってもさあ。
すぐ近所だけど別所帯だしね。
ハルばあちゃんも、困惑気味。
電話がかかってきても、何を話していいのかわからず
おいらのハラがまた大きくなった、というのを繰り返しすぎて
もはやおいらのハラはギネスブック並みになってしまっている。
上品でピントがずれた人のすることって、
わけわからん。
ハルばあちゃんがかわいそうなので、電話やめてください。が言えない根性無しのおいら。
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