日本でも「インテルはいってる」のCMでおなじみのパフォーマー。
ドイツで公演してると知って、即チケットを取った。
すごくすごく楽しみで、
それこそ前の日の夜はちゃんと眠れないくらいだった。
ま、寝たけどね。
マンジロウはBlue Man ブルーマンの存在を知らなかった。
おいらもちゃんと観たことはない。
でも、パイプ演奏のパフォーマンスなら知ってるし
日本公演も大成功だったという知識はある。
パフォーマンスだったら言葉の問題もないし
マンジロウにもぴったり、ということで
お出かけしたわけだ。
ところが…。
ブルーマンよ、おいらがっかりだったよ。
パイプのパフォーマンスや舞台オブジェや音楽や、
もちろん面白いものもあった。
おいらは楽しむ気満々で、
前列の、何が飛んでくるかわからないからカッパ着用の席で
わくわくしまくっていた。
それなのに…。
こんないい客、いないと思うんだけどな。
ノリノリだし、テンション高いし。
なんせ、このブログ記事を雑誌記事風にしてやろうと
眼を皿のようにして、
ついでに文章組み立てながら観てたんだよ。
でも…。
ブルーマンって3人組なんだけど、
そのうちの一人がガムを投げ、一人がクチで受けるという
パフォーマンスが最初にあった。
大きなガムを、何個も何個も、限界まで受ける。
それこそ50個近く食べたんじゃないかな。
最後に、全部吐き出して、トレーに乗せる。
…この時点で、やや引き気味のおいら。
口の中のもの出すのって、ちょっとやだ。
電撃ネットワークが大好きでライブ通ってたくらいだから
絶対だめじゃないんだけど、
まさかこの大舞台でそれをやられるとは…。と、引いた。
その後も、シリアルを噛む音でリズムを取りながら、
口に入れすぎたシリアルを吐き出したり、
パンを食べながら、
胸元からどろどろの液体(咀嚼したパンっぽい)を出したり。
これは擬似的に作ってるものだってわかってるけど
それでも気持ち悪い…正直、笑えない。
観客席に飛び出してくるのはいいとしても、
観客の手に、自分のクチの中のチョコレートを吐き出して
しかも
それを握らせたのには、
ドン引きである。
これで完全においらは戦線離脱した。
食べ物を粗末にしてはいかん、と育てられたおいら。
食べ物関連で遊ばれると、ちょっと辛い。
クチの中のものを出すのも苦手。
おいらより潔癖症のマンジロウは
途中から怒り出していた。
最後に、会場の一番後ろから大量の紙を舞台へ送るという
フィナーレがあったんだけど、
それも「これだけ大量の紙を毎日消費してるの?」と
なんだかゲンナリしてしまった。
巻きなおして毎日使ってるのを切に願ってしまう。
観客に、こういうしらけたことを考えさせる時点で
パフォーマンスは失敗だとおいらは思う。
チケットは一人一万円。
ええ、とりあえず金の話をしておきましょう。
一万円ですよ、一万円。
2500円のチケットじゃないんすよ。
パフォーマンスが面白くない、あるいは自分に合わないのは
そりゃ仕方がない。
でも、一万も払って気分を害し、
しかも不機嫌なマンジロウを世話するのは納得できない。
帰りに行きたいレストランも宣言してたのに
マンジロウ、「家に帰る」ってさ。
マンジロウの勝手さに腹が立ったので
マンジロウの好きな野菜料理ではなく
スペアリブを焼いてやった。
おいらは肉も好きだもん。
すっごく楽しみにしていた分、とっても悲しかった。
あの内容で、本当に日本は沸いたんだろうか?
おいらの食べ物に対する感覚って、
日本人の平均だと思うんだけど。
ちなみにドイツ人は笑ってた。
それでも、パンのパフォーマンスはブーイング出てたけど。
NYで公演を観た友達にこの話をすると
「だいぶアレンジされてるんじゃない?」ってことだった。
じゃ、食い物ネタはドイツ人受けを狙ったってこと?
あああ、もうほんと、残念無念。
電撃ネットワーク、ドイツにこないかなー
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