ドイツで産婦人科に通っていた時。
超音波をハラの上から当てて、胎児の様子を見た。
妊娠に関係なく、超音波検査を経験してる人は知ってるだろう。
超音波を当てるために、腹部にジェルを塗る。
ドイツの先生は、毎回こう言った。
「冷たいからね、びっくりしないでね」
それがマジで冷たくってさ。
おいら毎回「つめたっ」って思ってた。
冬だったしね。
ところが日本で診察受けて、びっくりした。
このジェルがあったかいんだよっ!
いやー、
あれだねー、思っちゃうねー。
「そこまでしなくても、いいんじゃ?」って…
ドイツ、というか、日本以外の国では
「冷たいけど、それはわかってるけど、でも大した問題じゃないし
我慢できないほどでもないし、
だから我慢しなさい」
ってことだと思うのよ。
でも日本では
「冷たいのはわかってるし、それは当然不快なものだろうから
温めておきました」
っていうことなんだよね。
おもてなしっていうか、阿吽の呼吸っていうか。
良い悪いって話じゃなくて、
日本人っていう民族は、本当にすごいと思う。
住んでた時は、感じなかったんだけどなあ。
そのわりに経済が低迷するのは、やっぱ効率の問題か。
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