日本でしか生活したことがなかったおいらにとって
チップという習慣は、ほんと受け入れがたい。
アメリカの場合は、わかる。
ウェイター・ウェイトレスの収入はチップのみ。
だからちゃんとサービスしてくれる (らしい、アメリカ在住の友人によると)。
例えば、出てきた料理が思っていたものと違ったら、
味付けを変えてもらったり、違う料理をオーダーしなおしたりできるらしい。
けど、ドイツの場合(あるいはヨーロッパ大部分で)は違う。
基本、チップは含まれた料金。
ただ習慣として、おつり程度の小銭は置いていく。
(レストランの場合は10%とか置くみたい)
これが、おいらはまったく理解できない。
だってサービスなんて、受けてないもん。
お皿持って来てくれるだけじゃん。
それは料金に含まれてるんでしょ?
そもそもおつり程度の小銭ってさ。
2.6ユーロのコーヒーと、2.9ユーロのオレンジジュースで、
結局どっちも3ユーロ置くんだとしたら、
もともとの値段の意味は?って思う。
何かサービスを受けて、
それに対してチップを払うのは、理解できる。
むしろ、進んでそうしようではないか。
でも受けてないもん。くどいけど。
料理まずいし。
店員、愛想悪いし。
注文取りに来るの遅いし。
料理出てくるのも遅いし。
マンジロウはアメリカ育ちなので、
チップを10%なんて、
少なすぎて申し訳ない、という。
ウェイトレスが美人だと、
二人で7ユーロ台のカフェでも
10ユーロ置いていく。
ヽ(∴`┏Д┓´)ノ彡☆コラーッ!
もうおいら、これが嫌いでさ。
マンジロウは嬉しそうに 「美人は得だな~」 って言う。
それよりテメエ、目の前の美人妻をもうちょっと大切にしたらどうだ。
(そこの固まってるあなた、さらっと聞き流すように)
納得できないものに金を払うことほど、いやなことはない。
どうしてもこのチップが、
大した仕事をしていないウェイトレスの小遣いになるのが、理解できない。
大した仕事をしていないのに
「アジア人はチップが少ない、けちだ」
とか陰口叩かれるのも、理解できない。
だけど日本という看板を背負っている以上、
けちだと言われるのは、
日本国民の皆様に申し訳ない。
だから自分を諌めて、チップを払う。
でもそれって、チップの本来の意味から外れてない?
いや、それとも、
チップなんてのは所詮、見栄の張り合いみたいなもんなのか。
たまにチップを催促してくるヤツがいて、本当にむかつく。そういうヤツに限って、アジア人蔑視な態度をとる。
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