反省したので早めの更新。
ゴウが通う幼稚園はドイツ国籍以外の子供が多いせいか
親を対象としたSPRACH-Cafeというものがある。
コーヒーでも飲みながらドイツ語を喋ってうまくなりましょう、
という集いだ。
もちろんおいらもそこに招待された。
週に一回、コーヒー飲みながらおしゃべりをする。タダで。
悪くないと思う。なので真面目に通ってる。
先日は聖マーティン祭の説明だった。
知らない人はググってください。
講師が「つまり施しが大切、というお話です」と言ったので
施しについて話が盛り上がった。
おいらはドイツで二回、十代の二人組の女の子に小銭を求められた。
電車に乗るお金がないので家に帰れないと言うのだ。
それが真実なら助けたい。
しかし騙されるのはいやだ。
どうにも感じが良くない女子だったので、おいらは断った。
二回もあったので、これは流行ってる詐欺かなんかなのか、
とおいらは講師に聞いた。
彼女はわからないと言った。
その上で、「私はパンを買うお金がないと言われたので
持っていたパンをあげたら、目の前で捨てられた」と言った。
マンジロウも、ピザ屋で物乞いが来たら
「お金は差し上げられませんが、このピザをどうぞ」と言う。
そしていつも無視されてる。
彼らはきっとパンを買うお金ではなく、
なにか欲しいもの、お酒とかタバコとか、
そのための小銭が欲しいのだ。
パンを買うお金以外はやらない、というのもおかしな話だし
お酒やタバコを咎めるのもちょっと違うのかなあと思うし
(中毒だとまた話は変わってくるが)
非常に難しい問題だね、というふうに場は盛り上がった。
ところでうちのクラスのインド人を覚えているだろうか。
なかなか友達になりにくいタイプの女性で
その息子はゴウが唯一苦手とする相手である。
ある日その子が三輪車でこけた時、ゴウはすぐ助けに駆け寄ったらしく
感動した先生がおいらを待ち構えて事の顛末を話してくれた。
いつもいじめられて泣かされてるのに、と彼女が興奮して言い
おいらは初めて、ゴウがその子に突き飛ばされたり
おもちゃを取り上げられたりされていることを知った。
まあ、それくらいのことはあるだろうから別にいいが
むしろゴウのお利口さんぶりがちょっと怖い。
とにかくそのインド人の女性もカフェに参加していて、
ドイツ語勉強するためのカフェだっつーのにずっと英語を話してて
浮いてるので、おいらは助け舟のつもりで
「インドも物乞いって多いんでしょう」と話を振った。
びっくりしたねー。彼女の発言。
「うちの父は一度も施しをしたことがないわ。
物乞いがきたらね、そのままお金をあげたりしない。
まず仕事を与えるの」
ΣΣ(゚д゚lll)
どこのマハラジャだよ。
日雇いにしたって物乞いの数だけ雇い賃金を払うって。
スーパーお嬢様を発見しました。
かなりカースト上位とみた。
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