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お育ちのいい夫にてこずる妻日記。エコだったり毒舌だったり。

2025-01

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ドイツでは双子の赤ちゃんを異様なほど多く見かけるんだけど
これってもしかして、不妊治療?


実は最近、おいらがよく覗きにいくブログは、
不妊治療をテーマにしたものが多い。

不妊治療をしてる人たちって、ほんとすごい。
専門用語バンバンで、かなり勉強してることが伺える。
情報収集、情報交換もハンパない。


なんせ専門的な展開ばっかりなので
ちっとも理解できないんだけど、
それでも「赤ちゃんがほしい」って情熱を傾ける姿には
感動さえしてしまうのだ。


実はおいら、不妊治療のクリニックに行ったことがある。
結婚するずっとずっと前、 →この東京に住んでたあたり
不正出血が止まらなくなって、
でも平日は打ち合わせや締め切りがあって抜け出せなくて
土曜日に診察してくれる婦人科を探したら、
不妊治療もしてる病院だったのだ。


たしか1ヶ月以上出血が続いていた。
生理でリセットされるかな、と思ってたら、それさえも乗り越えて
だらだら続いたので、さすがにヤバイと思った。


病院は大変な混雑だった。
何時間待ったか、とにかくひたすら待たされた。


診察はスムーズだったけど、
若くて、ろくに人の顔もみない医者だった。
そもそも婦人科の診察なんてのは不愉快なものだから
おいらは最初から医者に敵意を感じてしまう。


医者はこう言った。
「ホルモン剤を出しますから、飲んでください」

おいらは聞く。
「どうしても飲まなくちゃいけないんですか?」

医者
「まあ、これで出血が止まると思うんで」



おいらは即座に答えた。
「いやです」


おいらは不正出血の理由を知りたかった。
しかしその説明もなく、いきなり薬って。

しかも、不正出血が続けば重度の貧血になってウンチャラ
みたいな説明があるならいいが、
ただ服薬の指示だけなんて、受け入れられない。


医者は不快そうにおいらを見たが、
キレたのは同席していた看護婦だった。


「あなたねっ先生の指示に従えないならどうしてきたのっ」



本末転倒である。
どんな指示を受けるかなんて、来る前にはわからないし
おいらは指示そのものより、
過程について不満を感じているのだ。


「治す気がないなら勝手にしなさいっ」



なんとおいらは看護婦に診察室から追い出された。


忙しい中時間を作ってやって来たのに
不正出血の理由もわからず
(しかし筋腫ではなさそうだったので、良しということにした)
叱られるなんて、腹立たしいことこの上ない。

おいらは一生不妊治療をしない、と誓った一瞬であった。



本来ならそれで会計のはずだが、
おいらは違う部屋に呼ばれた。
呼ばれた部屋で延々と待ち、
その結果「あなたなんでここで待ってるの?」と
たらいまわしにされた。

あの看護婦の仕業だと思う。
カルテを会計に回さなかったのだ。


その部屋というのが、
不妊治療の注射室だった。
看護婦さんが何人もテーブルの向こうにいて、
次々と注射を打っていく。

看護婦さんは患者さんに
「数値はきっとあがるからね」
「思いつめちゃだめよ~」
なんて話しかけ、注射を打っていた。



ある男の人が、おいらの後から勢いよく部屋に入ってきて

「おうっ、今日も一本たのむっ!」


と大声で快活に言った。



看護婦さんは笑って
「まかせといて!」と応じた。


不妊治療は医療の最先端をいっているとおいらは思う。
でもそれを必要としている人たちは
ものすごく原始的な、
ただ子孫を残したいという本能に沿って行動しているのだと
その時感じた。


それはある種の感動だった。
純粋な望みをかなえる為に、
人間は知能を振り絞って挑んでいるのだ。
人類の英知と、自然との闘い。

本来なら自然を応援してしまうおいらも
この瞬間だけは、科学が自然の呪縛をとくことを祈った。


その気持ちは今も続いていて
赤ちゃんを望む人たちが
夢をかなえる日を願って止まない。



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不妊治療してた友達が何人も妊娠。どこが少子化なんだろう?って思っちゃうくらいおいらの周りはベビーブーム。
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私もです
こんにちは。私も心無い産婦人科医につい最近ヤラレました。日曜の夕方に急激に発熱し、人生初の40度超え。おそらく乳腺炎だろうと思い電話で受診できるか確認したけど断られ薬のみもらいに来いとのこと。子達は旦那にみてもらいタクシーで病院を往復。翌日受診しろと言われたので、下の子を連れてふらふらしながら朝一で受診。感じの悪い目つきで「まだおっぱいあげてるあんたの責任だ」と罵られ、貧乳を服の上から蔑視しただけで「ほんとにおっぱいカチカチなの?そうは見えないけど」とさらに追い討ちをかけられ、まだまだ発熱真っ只中の私は「すいません」としか言い返せず。さすがに断乳しなきゃな~とは思っていた時期だったけど、この医者にここまで侮辱されるほどのことか??といまだに納得いきません。ほんの2~3分診察してもらうために何十分も前に並んで「点滴させるために今日は来いっていったんだ」だと?おまえん家は病院の目の前だから気軽に数歩で来れるだろうが、病体ひきずって何回も往復する身になってみろ!!夜のうちに点滴してくれれば子どもも家で待ってられたのに、「点滴の間、子どもどうすんの」なんてこっちのセリフじゃ!
点滴の間ぐずる子どもをあやしてくれたり、私のカチカチおっぱいに慰めの言葉をかけてくれた看護師さんたちには感謝してもたりないくらいだけど、もう金輪際あの病院には行きません。
viva 2008/10/21(Tue)16:59:58 編集
もうだいじょうぶ?おだいじに!
ひゃあ、酷い医者!酷い目に合いましたね。
もちろん、ステキなお医者さんもいると思うんですよ、実際いろんなブログで優しくて信頼できるお医者様の描写を何度も読んでます。

でもね、婦人科ってね、嫌悪感をあおられやすいですよね。風邪で内科にかかっても、こういう目にはなかなか合わないと思うんです。やっぱり見てもらう部位がセンシティブなだけあって、精神面に影響がおおきいとか?
おいらは、日曜の夕方に薬だけでも対処してくれたのは、良いと思うんですが、その後の言動がまずすぎますね。「つらかったのに、待たせてごめんね、看護婦も居なくて対応できなかったんだ」とか、ウソでも優しい言葉言えないもんでしょうか。
そういやvivaさん、おこさんは一人じゃないですよね。うわー、そんな状況で病気って、大変!お大事に。
【2008/10/21 18:18】
無題
タイムリーに「ドイツで不妊治療の女性6つ子出産」ってニュースが出てますね。
医者より威張る看護師さんっていますよねー。
余計調子悪くなるわ!!って時あるある(;一_一)

さっき書き途中が送信されてしまったので、削除お願いしまーす。
Haeschen URL 2008/10/21(Tue)17:47:35 編集
6つ子って
ほとんど幼稚園ですよね。学校入ったら、絶対同じクラスになる子が出ますよね。おいらの小学校では一学年3クラスだったから、二人は同級生。
6人が大学いくっていっても、ドイツは学費タダ(大学は若干課せられるようになったらしい)だから大丈夫。子供の医療費もタダだし。そういう意味では日本より育てやすいのかな。でもドイツママたちは「子供はお金がかかる!」っていっつも言ってるけど。
【2008/10/21 18:14】
こんにちは
オランダでは、結婚して半年赤ちゃんができないと、即治療となるそうです。
専門医が少ないこともあり、希望者は1年待ちなんだそうです。
どこの国も不妊治療が盛んなんでしょうか。

各言う私も、治療経験者ですが、やはり男性の先生とお薬への抵抗感から、1年後に諦めました。
先生によってお話も違うし、症状に不安があっても、誘発剤を打つだけになっていくのがとても嫌でした。
止めた後すぐオランダへ転勤になったので、ちょうど止めるタイミングだったのかもと思っています。
Maki URL 2008/10/21(Tue)21:42:53 編集
そりゃはやいな
誘発剤だって、体の負担がないわけじゃないんだから、お医者様を相当信頼できないと、続けるのは苦痛ですよね。しかし半年って、オランダは思い切りが良いですね。
環境が変わるとひょっこりできる、なんて話も聞きますから、ナニが幸いするかわかりませんよね。Makiさんのおうちにも天使が訪れる日を願っております。
【2008/10/23 00:20】
無題
 ちょうど、来週初めてフランスで婦人科にいくところなので緊張してしまいます。こっちでは、成人女性にかかりつけの婦人科医がいるのが当たり前といわれたので、チェックしにいくだけなんですが。
 問題があって、不安で医者に行くのに、その医者にそんなこと言われるなんてあんまりです。子供相手じゃないんだから、説明してくれないとね。

 日本で一度婦人科に行った時、キレイな新しい病院だったんですけど診察台の股の下の位置にあったトレイが血で溢れかえっていて、青ざめたことがあります。問題がなかったし、それっきり行きませんでした。
calisson URL 2008/10/22(Wed)01:40:38 編集
ぎょえ~~~
そそそ、そんな衛生管理のできてない病院なんていや~!びっくりですよね、それ…。
フランスの婦人科ってどうなんでしょう?ドイツはおいら、行った事ないんだけど、半年に一度の子宮がん検診を薦めているそうです。それだけ細胞分裂がおおい期間ってことなんだろうな。一回いかなくちゃな。
【2008/10/23 00:22】
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プロフィール
HN:
あいざぁ
性別:
女性
自己紹介:
ドイツ在住、細々とライター業。
海外転勤につられて、まんまと策略婚。
夫との育ちのギャップに窒息寸前。


夫:マンジロウ。日本人だがアメリカ人的思考。
息子:ゴウ。幼児。

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