あのさ。里帰りするとさ。
数日はすごく大切にされるのよ。
「家事なんか手伝わなくていいから、座ってなさい」
って母がお茶いれてくれたりなんかしてね。
でも5日過ぎたあたりから、なんか家政婦の扱いなんざんす。
母のかわりに家族の夕食作ったり、
風呂あらいに、洗濯物たたんだり。
いやじゃないのよ。
おいら、昔からこういうのやらされてたし。
居候だし、働いてたほうが気楽だし。
しかし、あの数日の「女王様あつかい」が
ちょっと懐かしいざんす。
明日は焼肉。
今日は母特性のジャージャー麺。
やっぱ母の味にはかなわない。
マンジロウ母の料理、そんなにおいしいと思わなかったけど
マンジロウは大喜びだったもんな。
マンジロウとおいらの味覚はかなり近いから、
きっと「母の味」っていうのは
昔からの積み重ねなんだろうな。
母料理も堪能して帰ります。
残りの日数を指折り数え、何を食べるか悩む日々。ごぼうってこっそりスーツケースに入れて大丈夫だろうか?
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