珍しくタクシーに乗ったら、
防護板(でいいのかな。運転席と後部座席の間にある透明な板)
がついてなかった。
ここは、今もっともタクシーが狙われている大阪。
年末からタクシー強盗が何件も起こってる。
殺された運転手さんもいる。
「運転手さん、防犯の板、つけなくていいんですか」
って聞くと
「順番待ちですわ。来週には付きます。
注文が殺到しててね。
大阪はまだいいんですよ、優先的に付きますから。
隣の県とかは、ずっと待ってはりますわ」
そして二人で
「せちがらい世の中ですなあ」
とため息をついたのだった。
「会社もね、あやしいと感じる客は乗せなくても良いって言ってます。
ほんまはあかんのですよ。
でもね、命のことやからね。
仕方ありませんわ。
なにげに乗車拒否されてるお客さん、多いですよ」
日本の安全神話って、ほんとに神話になっちゃったんだね。
考えてみればドイツの、おいらの住む地域のタクシーは
防護板なんてない。
同じく不況の真っ只中だけど、
そういう犯罪は起こってないのかな、ドイツ。
そろそろ帰国します。
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