最近、マンジロウが家事を手伝ってくれる。
以前はまったくしてくれなかった。
おいらも要求しなかった。
でも最近はなぜか自ら進んでやってくれる。
このあいだの週末、洗濯物をたたんでいたら
こっそりやってきて、一緒にやってくれた。
「あ、ありがとう」
「うん」
みたいなそっけない会話で、黙々とたたむ。
不意に、マンジロウが言った。
「……これはなに?(・へ・;;)」
「なにって…パンツ」
「パッ …
いや、わかってるよ、パンツにしか見えないもん。
俺が言いたいのは、なんでこんなの穿いてるのかってこと」
なんでって……
経産婦さんなら知ってるよね?
おなかが大きくなるからさ、デカパンはくんだよ、妊婦は。
それでもおいらはかわいいデザインのを選んで買ったぞ?
グンゼの肌色とかじゃないぞ?
「つまり、いやなんだね、マンジロウ」
こっくりとマンジロウが頷く。
「でもね、マンジロウ、どんなにいやでもね、
おいらはこれを穿くよ」
なんでおいら、デカパン宣言してるんだろう。
自分でもばかばかしいが、現実ははっきりさせねばならん。
最近おいらはおなかも出てきて、立派な妊婦だ。
デカパン穿いて何が悪い。
「そうだね…仕方ないね、妊婦だもん」
自分に言い聞かすマンジロウ。
「でも、でもでも、出産が終わったら捨てるでしょ?」
「( -"-) なんで?
おいらは穿き続けるよ!」
エェェーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w
だって結構気に入ってるの。
ちっこいパンツって縫い目が当たって痛かったりするんだもん。
お願いだから捨ててください orz と言われたけど、どうしよう。産後も愛用したいんだけどなあ。
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