ドイツではプライベート保険に入ってるから、
それで日本の病院と比べるのは違うってわかってる。
だからまあ、
これは単なるおいらの感想なんだけどね。
やっぱ日本の婦人科って好きになれん。
おいら、昔から好きじゃないんだよね、婦人科。
診察される内容もそうだけど、あの暗さが好きになれん。
女性ならわかると思うんだけど、
かなりデリケートな部分を診察してもらうもんだから、
やっぱり診察室もデリケートなわけ。
おいらが経験した婦人科の病院は4つ。
その全部、
おなかのあたりでカーテンが引かれて、
直接医者の顔を見ないで済むようになってる。
これさあ。要る?
知らないおっさんが自分のまたぐらに顔突っ込んでるのは
確かに気持ちのいいもんじゃないけども、
向こう側で何が起こってるのか分からないのも、気持ち悪い。
ドイツでおいらが通ってた産婦人科は
開放的な診療室で、
カーテンに覆われてることはなかった。
もちろん、診察中の医者の顔も見える。
下半身は大きなシーツで覆ってくれるので
自分からは見えない。
それでおいら的には十分満足。
いつもすごく明るかったしね。
日本の診療室は、なぜかどこも狭かった。
今回のところも、狭くて、なんか暗かった。
窓なんてもちろんない。
例の診療用の椅子に座ると、
いきなり回転して、
自動的に下半身だけがカーテンの向こうに持ってかれる。
どーなのよ、これ。
なんかなー。
いろいろ気を使ってくれた結果なんだろうけどさ、
どうしても好きになれんわ。
カーテンの向こうから医者の声だけする。
「こういう気まずいことはさっさと終わらせましょう」みたいな
手早さだけ感じる。
診察のあとの、先生のお話ってやつもそう。
流れ作業って感じ。
ドイツでは、そりゃプライベート患者だからだけど、
丁寧に心配事や体調の変化を聞いてくれた。
でも日本じゃ、こっちがぼーっとしてたら、一切なし。
気になることはありませんか?の一言さえない。
「順調ですよ、じゃあ次採血にまわってください」
って、あっさりしすぎ。
鉄剤を飲み続けるべきか聞きたかったのに、
すっかり忘れてしまった。
しかもさ。
待ち時間が異常に長いわけ。
初回なんて2時間待ったからね。
ドイツじゃありえないでしょ?
なんでこんなに待たなくちゃいけないのか、って
受付で聞いたら
「今、分娩が始まったので、先生がおられません」
って言われてびっくりした。
そうか、産婦人科で分娩もみてたら、
そうなるんだねえ。
ドイツは分娩は専門の病院でしかできない。
普通の産婦人科は直前までの健康管理のみ。
(この場合、婦人科って表記すべきかな?)
だから分娩で何時間も診察が止まることはない。
そのかわり、
入院食がおいしいとか、おっぱい外来があるとか
良い面もあるんだけどね。
臨月になったら毎週診察らしいからさ。
2時間待ちはマジできつい。
日本の病院も完全予約制を導入してほしい。
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