前回の記事、キクばあちゃんの最後の迷言というタイトルで
勘のいいひとは気付いたかもしれない。
キクばあちゃんが、亡くなりました。
ブログに書くには、まだ時間が必要で、
クッションとして、最後の迷言を書きました。
日本を発つ時に、もう逢えないだろうという覚悟はしていたけど
それでも、
余命宣告されながらも、
まーったく死ぬ気配がなかったキクばあちゃん。
覚悟をした、と何度も思ったけれど
本当にはできていなかったよ。
知らせを受けた時、おいらは呆然としていたのに
マンジロウが号泣したのには驚いた。
そんなに逢ってもないやん!って思ったけど
なんというか、純粋な人だなあってびっくりした。
マンジロウにつられてゴウも泣き出したので
おいらも一緒に泣いた。
キクばあちゃんは、すい臓がんだったのだが、
結局は心臓発作で亡くなったらしい。
ほぼ寝たきりの状態になりながらも、
おしめだけは断固拒否。
怖いトイレに、母に抱えられながら行っていた。
意識もはっきりしていた。
みんなが居るところで、
うたた寝してるのかな?っていう状態で
深い息を3回して、
そのまま逝ってしまった。
一時間くらい、おいらは泣いていた。
ドイツなんかに来て、ほんまごめんやで、ばあちゃん。
葬式にもとんでかえられへんで、ごめんやで。
ごめんごめんごめんごめんね。
姉がメールをくれた。
「あんたは誰にもできなかったこと、
ばあちゃんにひ孫を抱かせてあげたんやから
一番孝行したんよ」
「ばあちゃんずっと、ゴウのこと気にしてたよ」
ばあちゃん。
おいらが生まれてから今まで、
ずっと愛してくれて、ほんまにありがとう。
おいらもばあちゃんみたいに、
死ぬまで迷言をいいつづけたいと思います。
妹からのメールはこれ。「ちい姉の弔電、みんな泣いたで。さすがプロ」姉妹の慰め方の違いに苦笑。
PR