あれっ
もしかしておいら、あけおめもなしで
一月ブログ全然書かなかったの?
わお。
やっるー
えー今回の日本帰国は、ばあちゃんの癌の再発により
弟が結婚式を早め(本当は4月の予定だった)
ついでに正月も祝っちゃおう、というものです。
おいらにはもうひとつ、大きな使命がありまして。
ばあちゃんの本を出版するということ。
ばあちゃんは趣味で中国語の児童文学の翻訳をしていて
同人誌なんかに発表を続けてました。
それを一冊にまとめよう、という試み。
癌の再発を告げた医師が、
やりたいことは、すぐにしてください。
と言ったので
「じゃあ本を出したいわ」
とおばあちゃまは言ったわけ。
家族の誰もが「私は関わりたくない」と思ったので
当然、専門家のおいらのとこにお鉢がまわってくるわけです。
いいんだけどね。
おいらがいられる時間が限られてるから
結構忙しい日々。
やっぱりやめようか、おもいきってしようか、
てな相談相手に前半潰れたし。
ばあちゃんに
「本作るのって、いくらかかるか想像できる?」
と聞いてみたら
「一千万まではあるの」
と、にっこり微笑まれたので
それなら使っちゃいましょう、とおいらも覚悟を決めたのです。
あいざぁ父に
「ばあちゃん、金は持ってるから大丈夫や」
と言われたので
「一千万までいいって言われた」
と正直に報告すると
「そんなに使ったらあかん」
と真顔でたしなめられた。
おいらの知り合いのデザイナー、印刷会社に頼むことを
考えたんだけど
おいらが進行中そばにいられないので
コントロールができない。
ばあちゃんは恐ろしい程優柔不断なので
家族の誰も手を出さない。
友達なら、きっといいものを仕上げてくれるだろうが
組みやノンブルなんかまで凝るに決まってるので
時間はかかるし、確認作業も多い。
デザイナーがデザインを上げても
「どうですか?」
「ねえ、どうなのかしら」
「気になるところありますか」
「さあ、いいのか悪いのか…」
てな具合に進展しないことは目に見えている。
それに、本にするということは
校生だけでなく校閲も必要だし
原文チェックはどうする?
原作者許諾は?
って考えると友達デザイナーには荷が重い。
おいらがそばにいれば、適当なところで
ガツガツ切ってしまえるのだがなあ。
欲しいのはデザイナーではなく進行管理者。
で、思い切って、自費出版の会社に依頼することにした。
ぼったくられるのは覚悟の上。
出版させることが専門の人たちだから
すべてうまくやってくれるだろう。
ちなみにばあちゃんは今月の中旬以降、
歩き回る体力がないだろう、という医師の見立て。
癌は老体には珍しく超元気。
ばあちゃんが動けなくなっても
原稿持ってきてくれるくらいの進行管理をしてもらうため
家に近い会社を選んだ。
しかしびびったね。
自費出版の見積ってザルすぎ。
印刷料金なんて、なんの金額出してるのかわからんし。
印刷会社に明細ださせろって言っても
編集さんが「できません」って言っちゃう不思議。
料金交渉もとろいし。
やっぱ直でやればよかった。と思った。
ハードカバーを作ったことはないけど
それでも高すぎるような気がしたが
もういいや、と目を閉じてはんこを押した。
組みも字の級数も全部おいらが指定し
表紙のデザインも時間かかるから
布張りにして等々
究極に時間短縮したんだけど
ばあちゃんの原稿チェックはゆったりしたもので。
ばあちゃんが生きてる間に仕上がりますように。
でもばあちゃん、めっちゃ元気で
もりもりごはん食べてるし
結婚式のフルコース食べきったし
本当に癌なんだろうか?
自費出版する人に参考になることがまったく書けない。
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