最終締め切りが終わって、また暇になった。
転職キャリア関連は得意分野なので、
楽しかったし、簡単だった。
また依頼こないかなー。
おいらは元々インタビュー記事みたいな
二束三文のやっすい仕事ばっか受けていて
いつも金がなかった。
付き合う男も金がなく、
だから男と旅行にいったり遠出をしたりした思い出がない。
マンジロウみたいな男との付き合い方を
おいらは全く知らない。
マンジロウは金を惜しまない。
駅前に車を停める時も
安い駐車場を探したりしない。
駅前の一時間3ユーロもするバカみたいな駐車場に停めるくらいなら
スーパーに停めて30分歩いて駅までいきたいくらいだ。
でもマンジロウは悠々と駅前に停める。
おいらはドイツに来たかったから結婚したわけで
いい生活がしたいとは思ってなかった。
だからこういうことで心臓がバクバクする。
お金の使い方が全然ちがうから
サイフはマンジロウに握ってもらってる。
おいらには、駐車料金3ユーロなんて、絶対出せない。
金があっても、出せない。
いまだに仕事を
課税対象にならないくらい小額なのに請けてるのは、
少しでも稼いでないと
お金がなくなりそうな気がするから。
マンジロウが稼ぐ金には実感がもてない。
マンジロウがおいらを嫁に選んだのは
英語とドイツ語と中国語が話せて
海外適応能力が高そうだったからだろう。
(中国語に関しては、話すだけで聞き取れない)
駐在員って、すっごい恵まれてる。
保険は全額会社もち、
現地の税金も会社もち、
家賃も家具も会社もち。
しかも給料は日本にいたときより高くなる。
そりゃ、駅前にだって停めるさ。
でもおいら、なんか空しくなるね。
あんなにがんばって働いてもチョットしか稼げなくて
しかも支払いが悪くて苦労した。
安い金なんだから払えよ!と思うこと多々。
なのにマンジロウの高い給料は遅れない。
保存用の冷凍庫が欲しいといったら、
会社がぽんと買ってくれる。
車には立派なカーナビがついてる。
バレンタインには花を買って帰ってくる夫。
なんか自分の人生じゃないみたいだ。
だからおいらは安い仕事を今でも請ける。
ちょっとでも、
自分の人生だってマーキングしたいからだ。
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