ドイツで知り合った中国人。
残念ながら、あんまり好きじゃない。
すごく勝手だし、わがままだし、自己主張が激しすぎる。
意地悪な気持ちもあった。
中国から来て半年って言ってたから
「実際、自分の国を外からみて、どう思う?」と聞いた。
「嫌われてるね。
どうしてVISAを取るのがこんなに大変なのか、わかった」
彼女のドイツ語は中国語訛りがきつくて
(Ichをイーシと発音する)
聞き取れないことが多いけど、多分そんなふうに言ってた。
中国にいた時、彼女は情報管理が行われていることは知っていた。
でも、100ある事実のうち、90くらいは知らされていると思っていた。
ところが海外に出てみると
150も事実があることに驚いたらしい。
「まさかこんなに隠してるとはっ」
って感じらしい。
チベットについても、
「こんなに良くしてあげてるのに
あいつらはなんで反抗的なんだ?」
と思ってたという。
諸外国がチベットについてこんなに注目してることも知らなかった。
「ああ、そりゃVISA取れないわ」
って思ったそうな。
意地悪なこと言って悪かったかな、と思ったが
彼女はなんとも感じてないようだった。
もしかしたら、そう装っていたのかもしれない。
でも、おいらは彼女が本当になんとも思ってないのだと思う。
だって彼女は
どんな事実が明るみに出ようと
中国という国を心から愛しているからだ。
中国がどんなに人権を踏みにじっていようと
それが愛国心に影を落とすことはない。
と彼女は言う。
事実なんだと、おいらも思う。
ある意味、中国の強さの根源なんじゃないかとも。
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